≪地元メディアの反応≫

日本のみならず、世界各国でも世代を超えて大人気の日本のキャラクター『ハローキティ』。シンガポールでもハローキティは絶大な人気を誇っていて熱心なファンも多い。そのハローキティが我が国シンガポールの独立50周年を祝ってくれることになったというから驚きだ。

シンガポールの郵便局「SingPost」は2月16日、ハローキティの独立50周年記念限定商品を発売すると発表した。「国家独立50周年の節目に150年以上の歴史があるシングポストがアジアで高い人気のハローキティと、民族の多様性を称えるコラボレーションが実現できた」と述べ、近隣アジア諸国のハローキティ・ファンへも通販サイトで販売拡大を図る意向だ。

ハローキティをはじめとする日本のキャラクター・ビジネス大手の「サンリオ（Sanrio Company, Ltd.）」社と共同で開発した限定商品は、シンガポールの歴史と民族の多様性を反映し5種類の衣装を着た高さ18センチの「ハローキティ縫いぐるみセット」（写真）と「ハローキティ切手ケース＆ストラップセット」。

縫いぐるみセットの衣装は、チャイナドレス姿とインド風サリー姿、マレー系のクルン（Kurung）姿、植民地時代の郵便配達員姿、「アイ・ラブ・シンガポール」ロゴ入りTシャツ姿の5種類。セット価格88シンガポールドル（約8,350円）で2月23日午前10時からオンラインで予約販売を開始する。

「ハローキティ切手ケース＆ストラップセット」は、シンガポールの国花である「シンガポール蘭」のリボンを着け「I LOVE SG」のロゴ入りTシャツを着たハローキティの背景にシンガポールの有名観光スポットが描かれている。セットには7枚綴りの限定記念切手「ハローキティ・マイスタンプシート」が付いている。

「切手ケース＆ストラップセット」は21.80シンガポールドルで、2月17日午前10時から、シングポストのオンラインショップで発売、3月4日からは国内全ての郵便局で販売される。さらにぬいぐるみ5体と「切手ケース＆ストラップセット」記念商品を全て揃えた限定セットも1,000セット限定で108シンガポールドルで販売する。

サンリオのキャラクターはシンガポール人の間で絶大な人気を保っている。最近では台湾の「Eva Air」が2015年6月から台北‐シンガポール間の定期便を、機体にハローキティを描き、機内や空港カウンター、アメニティーまでハローキティで統一した「ハローキティ・フライト」にすることを発表した。

ハローキティ誕生40周年の昨年には、マクドナルドがハローキティの限定マスコット人形を商品のおまけに付けたところ、客が押し寄せて大混乱を引き起こしているし、生誕40周年を記念する「ハローキティ・ラン」も開催された。

国内郵便局での販売が開始される3月4日には、ファン必携のコレクターズアイテムを求めて多くの客が押し寄せることだろう。

（SOURCE：Channel NewsAsia「trans by shimamori 」）

現地メディアの反応———————————————————————–

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