シンガポール

世界33カ国で人気を博す日本のモバイルゲーム


≪地元メディアの反応≫
日本のゲーム会社、株式会社DeNA(以下:DeNA)が開発した“Blood Brothers”が今、世界中で人気であることをご存知だろうか。
このモバイルゲームは世界33カ国で1位を獲得し、世界で殆どの国がこのゲームをプレイしていると言っても過言ではないシンガポール ニュースメディアBlood Brothersの開発の一部は、DeNAハノイで行なわれた。DeNAハノイは18ヶ月前にベトナムのPunch Entertainment Vietnamを買収して設立された子会社である。
現在、DeNAハノイはHistory Attacksというゲームの開発を本社から依頼されているという。

DeNAはBlood Brothersの経験によって、開発の一部を積極的に東南アジアに移し始めた。また、ベトナムだけではなくシンガポールにもスタジオを新設した。

DeNAのシンガポール事務所において取締役を務める森徹也氏は「Blood Brothersは珍しい特殊な装置抜きで好評を得るゲームであり、開発者にとっては大変嬉しいケースである。」と述べた。

殆どの日本ゲームメーカーは国内市場で成功する方法を知っているにも関わらず、国際市場では振るわないメーカーが多いように感じる。

何故、Blood Brothersは成功することができたのだろうか。

森氏によれば、限られた期間内にプレイヤーに珍しい道具を提供し、プレイヤー同士の対抗戦やギルド任務、特別な地下牢の任務など、“ゲームの中に更にゲームを作り出す”ことが重要であるという。

また多くのゲーム開発者たちについて「ゲームを商品として取り扱い、開発が終わればそのまま放っておく。」と、森氏は語る。
しかし、この点についてDeNAは多くのゲーム開発者たちとは異なり、ゲームをサービスとして積極的に管理しているという。
この開発者としての姿勢が、大きな成功に繋がったのではないだろうか。

開発拠点を積極的に東南アジアへ移すDeNAは、世界に広く通用する高品質なソーシャルゲームを今後も開発し続けてくれることを期待したい。

最後に森氏は開発者としての「5つのルール」を教えてくれた。
・プレイヤーたちをただ遊ばせるのではなく、世界に引き込ませること。
・プレーヤーたちにプレッシャーを与え過ぎないこと。
・プレーヤーたちを退屈させないこと。
・プレーヤーたちを疲れさせないこと。
・トッププレーヤーたちを安心させない、満足させないこと。

この「5つのルール」は、今回ヒットしたBlood Brothersと合致している。(Tech in Asia)


			
		

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