インタビュー

【先駆者に訊く】タイ・ミャンマーの現状と現地消費者からみた日本-(1)


既に多くの日本企業が進出をしていますが、特に近年はチャイナプラスワンの有力な候補地である東南アジア市場に進出する日本企業が増加傾向にある。本インタビューは、日本・タイ・ミャンマーにおいて通算18年というキャリアをお持ちの不動産鑑定士の青木秀生氏に、現地におけるビジネスの現状と、実際に消費者がどのように日本をみているかについて伺ってみた。

 

現在のお仕事内容をお聞かせ下さい。

タイでは会計会社と不動産鑑定会社を経営しています。
ミャンマーでは不動産評価・コンサルティング会社を今年の1月に立ち上げたばかりです。
会計会社では月次記帳代行、年次決算代行、税務申告代行のほか、
会社設立などの進出支援業務も行っております。
鑑定会社では不動産鑑定や不動産に関わる各種調査などを行っておりますが、
タイで行っている業務の延長として先ずは不動産関連業務をミャンマーではじめました。
今後はミャンマーでも進出支援業務や会計業務を行っていきたいと考えています。

 

現在の居住地域はどちらですか?

タイのバンコクに住んでいます。
ヤンゴンへは出張ベースで通っています。

 

そちらに居住した理由をお聞かせ下さい。

私は大学生の時、先輩の影響でタイに興味を持つようになり、
かなり真剣にタイ語を勉強していました。
タイ語が好きだからと言うよりはタイが好きだったからタイ語を勉強したのですが、
とにかくタイが大好きで移住を決めた次第です。
ミャンマーは仕事の関係で将来的には移住することになる可能性はあります。

 

そちらに住まれてどのくらい経ちますか?

学生時代に4年ほど、こちらに移り住んでからは8年ほどになります。

 

住まれてから最初に驚いた事はなんですか?

洪水と渋滞です。私が最初にタイを訪れたのが今から30年ほど前になります。
今でも大雨が降るとバンコク市内では一時的な冠水がありますが、
当時はバンコク市内でも長いときには数ヶ月、短くても数日洪水するような状況でした。
渋滞も酷く、しかも今よりも車の性能が悪かったので空気が悪いのには閉口しました。

 

住み始めた頃と現在、変わったところはありますか?

様々な点で大きく様変わりしました。
タクシーにメーターが付いたこと。
冷房の効いた喫茶店などほぼ皆無でしたが、今ではどこにでもあること。
日本料理店の数が爆発的に増えたこと。
BTSや地下鉄などの新交通システムの出現。
タイ人が靴を履くようになったこと。

 

タイ

 

 

現在お住まいの国は今後どのように変化していくと考えていますか?

私が見る限りタイは日本化して来ていますので、この方向で推移すると予想しています。

 

<バックナンバー>
【先駆者に訊く】タイ・ミャンマーの現状と現地消費者からみた日本-(2)
【先駆者に訊く】タイ・ミャンマーの現状と現地消費者からみた日本-(3)

 

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青木秀生

CPM GREC Ishikawa Co. Ltd.

代表取締役

日本国不動産鑑定士  タイ国財務省資産評価人
早稲田大学卒業後、(財)日本不動産研究所において鑑定評価業務に従事。日本・タイ・ミャンマーにおいて通算18年の鑑定評価、不動産仲介、資産管理の経験を有する。 2006年にバンコクに移住、日系法人のタイ国進出支援として法務・会計サービスを提供するとともに、資産評価業務、不動産仲介業務、コンサルティング業務を手掛ける。タイ語堪能。

		

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