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ベトナム
ANAホールディングスばベトナム最大の航空会社であるベトナム航空に出資することを発表。
≪地元メディアの反応≫
今回ANAはベトナム航空株の約8.8%を2兆4310億ドン(約130億円)で取得した。
ベトナム国営キャリアのベトナム航空(VNA)は日本で最大の航空会社である全日本空輸(ANA)に約8.8%の株を売却したことを発表した。今回ANAによる株購入により双方間で業務提携することを締結する。
ANAが外資航空会社の株を購入することは今回が初めての試みとなる。また、VNAにとっても同じく海外航空会社との連携は初となる。
今回の提携により、2つのキャリアが自社のネットワークと国際市場を拡大することが可能となり、また、ベトナム航空と全日空の各サービスを共有することができるようになる為、双方にとってそれぞれのメリットを活用する事ができると期待されている。
5つ星のクオリティサービスを提供するANA(全日空)は世界でもトップクラスの航空会社と言える。VNAの戦略的株主として、ANAは経営ノウハウ等をVNAに共有してゆく方針だ。
同社の最高責任者カタノザカ・シンヤ氏は、「アジアは事業を拡大するための戦略、顧客と効果的な操作にアクセスするためのメソッドを同様の高い開発基準を持っていたとして、VNAは、理想的なパートナーである」と述べた。
また、ベトナム航空会長のファム・ヴィエット・タァ氏は「今回ANAの長期戦略的投資の決断のおかげでベトナム航空にとって長期戦略的なパートナーとなった」と述べた。
そして、「ANAとの業務提携で、ベトナム航空は新しい経営手法を取り入れ、事業エリアの拡大とサービスクオリティーの向上を目指すことができる」とコメントした。
ANAはVNA理事会に担当者を出席させる予定だ。
ベトナム航空は現在、日本‐ベトナム間で週66本のフライトを運行しており、それに対し全日空は日本‐ベトナム間で週14本のフライトが運航されている。
双方が覚書にサインした後、ベトナム航空は国土交通省と首相に承認を求めた。もし承認が下りた場合、今年四半1期にSPA(交渉支援)契約を交わす事になるだろう。
ベトナム航空は2016年に19.2百万人の乗客を輸送する予定で、これは前年比10.6%増である。また、VND77.8兆($3.55億円)以上VND2.3兆($105百万円)の税引前利益の収益が期待されている。
数値は、ハノイで最近開催された検討会議で発表されました。キャリアは、2015年に前年比3.5%増となる127,500便以上運航している。
会見で、交通省ディンラタン大臣は2015年のパフォーマンスを賞賛し、VNAの優れた年度末の結果が大幅に昨年輸送部門の業績に貢献したと述べた。
変動する為替レートと貧しい国内の空港インフラへの影響で、多くの課題に直面しながらも、VNAはサービスの品質改善を見事達成させた。
今後ベトナム航空のサービスクオリティの向上がどの様な発展をみせるか注目していきたい。