ベトナム

丸善食品という日本の企業が1億ドルを投資し、ベトナムに工場を設立


 ≪地元メディアの反応≫
日本の大手食品メーカーである丸善食品工業株式会社(以下:丸善食品)が、ベトナムのビンズオン省のMy Phuoc3工業団地に工場を設立予定であるという。

2013年3月25日、同社は南部地方の投資証明書を受け取り、準備が適切にできたことを発表した。工場を建設するために1億ドル以上を投資する予定であるという。

丸善食品の代表取締役である林敏行氏はベトナム•ニュースに対し「これが完成すれば我々の第五番目の工場となり、ここでは飲料製品のための原料を生産する予定である。ベトナムの消費者に向け、フルーツや野菜のジュースなど非炭酸飲料を製造する。」と述べた。

彼らによれば工場は今年中に完成し、2014年から運用を開始し製品を出荷してゆく計画である。使用する機械などは、全て業界内で最先端の日本製品を揃えるという。

「初期段階では、まず日本向け製品のための原料を生産し、その後、ベトナム市場に向けた自社ブランド製品を発表し、原料の生産を行なう予定である。現在、よりベトナム人の舌に合ったドリンクを開発するため、日本の工場で実験的な生産を行っている。」と林氏は述べた。

また「同社は、以前からベトナムのビンズオン省を何度も訪問している。この地域に工場建設を決めた理由は、我々にとって都合の良い環境があるためである。付近には多くの果樹園があり、原材料を効率良く工場に提供することができる。」と新しい工場への期待を語った。
丸善食品がこの地域の果樹園から多くのフルーツを購入することで、周辺住民の雇用と収入の手助けになるだろうと予想され、ベトナムへの経済効果も期待されている。

政府はこの工場建設に注目し、また非常に歓迎している。丸善食品のプロジェクトによって”10億ドルを誘致する”という外国直接投資(FDI)目標を達成することに繋がるからである。ビンズオン省のMy Phuoc3工業団地は、今年2月までの2ヶ月間で、すでに365万ドルの外国直接投資を得ている。

積極的に海外企業の参入を受け入れるベトナム政府の協力が追い風となり、丸善食品も良いスタートが切れるのではないだろうか。(vietnamnews)


			
		

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