中国

イトーヨーカ堂は日本の誇る「良質なサービス」でネットショッピングに対抗


 ≪地元メディアの反応≫

日本大手のスーパーマーケットチェーンを展開する株式会社イトーヨーカ堂は、拡大するネットショッピング市場に対抗するため、サービスを充実させ顧客満足度を高めることで中国の消費者を獲得したいと考えている。
中国 海外進出現在、中国のみならず世界的に顧客サービスを重視する動きが活発になっているが、元々質の高いサービスに定評のある日本企業にとっては得意分野と言えるだろう。

中国イトーヨーカ堂の経営者である三枝富博氏は、「消費者は、それぞれのライフスタイルによってショッピング方法が違う。例えば、日本の若者は仕事が忙しく、ネットショップを頻繁に利用する傾向がある。そして、60歳以上は実店舗で買い物する人が約40%を占めている。また、週末には家族と一緒に買い物に行く傾向があるようだ。」と見方を示した。

しかし、三枝氏は「消費者の状況変化により、購入方法も変化していく。どのように消費者を獲得していくのかが大きな課題である。」とも述べている。

実は、三枝氏指揮のもと、成都イトーヨーカ堂は2005年からの営業努力により消費者の満足度を上げ、需要拡大に成功。その結果、2012年には成都にある5店舗の売上高が50億元(8億ドル)に達した。これは、北京にある8店舗の売上高の2倍にあたる。

今後も、より多くの消費者を獲得するため、イトーヨーカ堂は、無農薬野菜を栽培している農家と契約出来るよう働きかけを続けている。
中国国民の生活水準が上がる中、価格だけではなく、いかに顧客が満足するサービスを提供できるかが事業拡大のキーポイントとなりそうだ。(China Daily)


			
		

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