マレーシア

ポリゴン・ピクチュアズ「トランスフォーマー プライム」シリーズ制作でマレーシアとの合弁会社を計画


 ≪地元メディアの反応≫
日本の大手CG制作会社ポリゴン・ピクチュアズが、テレビアニメシリーズ「トランスフォーマー プライム」の第3シーズンを制作するために、マレーシアのデジタルアニメーションスタジオのSilver Ant Sdn. Bhd.と合弁会社を設立する予定であると発表した。

ポリゴン・ピクチュアズとSilver Ant Sdn. Bhd.は、2013年1月にSilver Ant PPI Sdn. Bhd.を設立する予定。

マレーシア ニュースメディア
「トランスフォーマー プライム」はフルCGのテレビアニメシリーズで、玩具、コミック、ゲーム、実写映画化と様々なエンターテインメント形態で事業展開している。最新のアニメシリーズは2010年からアメリカを始めとする世界各地で放送されている。

テレビシリーズの制作は株式会社ポリゴン・ピクチュアズが行っており、クオリティが高く美しい3D映像は非常に高い評価を得ている。世界的にも有名なアメリカの「エミー賞」の主要カテゴリーである「デイタイム・エミー賞(昼間放送の番組が対象)」では最優秀賞を受賞している。

Silver Antはマレーシア有数のアニメーションスタジオであり、オリジナルアニメーション映画『SeeFooD』は世界90ヵ以上の国や地域で公開されている。

日本とマレーシアのアニメ界の二大巨頭の合弁会社設立に、マレーシアからは期待の声が上がっている。トランスフォーマーに関する最新情報や意見を交換できるファンサイトでは、ファンから以下のようなコメントが寄せられている。

・ マレーシアのアニメのクオリティが評価されたからこそだ。いつかはポリゴンを越えるクオリティだってだせるようになると願っているよ。
・ 従来のセルアニメーションでは、同じストーリーでも制作会社が変わると作画の雰囲気が随分変わるものだ。今回はCGとあって、その辺がどうなるのか注目したいね。
・ すばらしいニュースだ!マレーシア人であることを誇りに思う。

今回設立される合弁会社「Silver Ant PPI」はプリンストン大学と協力し、ポリゴン・ピクチュアズのスタッフによって、イノベーション能力の発展や、効率的かつ高品質なコンテンツを提供する生産管理システムを確立していく。

ポリゴン・ピクチュアズはSilver Antとの協力を通して今後もアジア展開を検討しているとのことだ。マレーシアがアニメの最先端となる日も遠くはないかもしれない。(TFORMERS)


			
		

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