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アメリカ
サントリーが米蒸留酒最大手ビーム社を買収、売上高は世界3位の見通し
≪地元メディアの反応≫
米蒸留酒最大手であるビーム社は22日、4月30日付でサントリーホールディングス(HD)による全株式の取得手続きが完了する予定だと発表した。
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が22日、サントリーHDのビーム社買収を承認したことを受けた措置だ。ビーム社は完全子会社化を機に社名を「ビームサントリー」に変え、グループ全体の蒸留酒部門を担うとのこと。
サントリーHDは買収で蒸留酒事業において世界10位から3位に浮上する。売上高も単純合算で3,000億円超が上乗せされる。2014年12月期の連結売上高は2兆4,000億円規模と、キリンホールディングスを抜いて国内の飲料トップに立つ見通しである。
ビーム社は世界最大のバーボンウイスキー「ジムビーム」やスコッチウイスキーの「ラフロイグ」で知られ、新興国も含め世界に販売網を持っている。
サントリーHDは総額160億ドル(1兆6,400億円)で買収することで1月にビームと合意した。米連邦取引委員会(FTC)からは買収の承認をすでに得ており、欧州で審査を受けていたようだ。
サントリーHDは商品力と販売力が優れており今後は、ビーム社の持つ販売網を活かし更に売上を伸ばしていくことだろう。また、日本国内での飲料トップになることで注目もさらに集まるだろう。
(SOURCE:Reuters 「trans byKIKU」)