アメリカ

サントリーがウイスキー大手「ビーム社」の買収を発表


≪地元メディアの反応≫
サントリーホールディングス株式会社(本社:大阪、以下:サントリー)はアメリカのウイスキー大手「Beam Inc.」(本社:イリノイ州、以下:ビーム社)のスピリッツ(蒸留酒)事業を136億2,000万ドル(約1兆4,000億円)で買収すると発表。これによりサントリーとビーム社のスピリッツ事業売上高は約43億ドル(約4,450億円)以上となりプレミアムスピリッツ事業において世界第3位になる予定という。

【514】サントリーがアメリカのウイスキー大手ビームを買収

サントリーは日本でビーム社の製品を販売、「山崎」、「白州」、リキュール「ミドリ」をはじめとするスピリッツ事業のポートフォリオを持つ。そしてビーム社はシンガポールや東南アジアでサントリーの製品を販売するなど、以前から両社は良好な関係を築いているという。

 

またアメリカでは、「ジャックダニエル」のようなバーボンやテネシーウイスキーの販売量はここ10年間で26%増に成長、昨年アメリカのウイスキー輸出額は10年前の約2倍にあたる約10億ドル(約1,043億円)に上るといい、サントリーにとって非常に魅力的な市場と言えそうだ。

 

サントリー代表取締役社長、佐治信忠氏は「近年、フランスの清涼飲料メーカー『オレンジーナ・シュウェップス・グループ』とイギリス製薬大手グラクソ・スミスクラインの清涼飲料事業『ルコゼード』と『ライビーナ』を買収、そして今回『ビーム社』を買収したことでサントリーのグローバル市場での更なる成長が期待出来る。」と意気込みを語った。

市場縮小傾向にある日本から、更なる飛躍が期待されるアメリカのスピリッツ市場獲得へ向け精力的な動きを見せるサントリーがどのように事業拡大していくのか今後が楽しみである。

(SOURCE:the buffalo news「trans by CHIKA」)


			
		

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