アメリカ

日本の米卸最大手神明がウェストサクラメント市に工場を建設


≪地元メディアの反応≫
米卸最大手の株式会社神明(本社:兵庫県神戸市、以下:神明)は、ウェストサクラメント市に約10億円投資し、初の米国工場を建設すると発表した。約25,200㎡の敷地のサウスポートビジネスパークに建設、2014年6月にオープンする予定である。冷凍米飯(ライスバンズ)を製造し、サクラメント地区の農家から主原料米を調達することを計画している。
アメリカ 海外進出神明アメリカの代表取締役社長藤尾益造氏は「我々の目標はカリフォルニアに日本の精米技術をもたらし、地元稲作農家と協力、アメリカ市場に我々のライスバンズ製品を融合させ、製造過程の効率化を図っていくことである。このライスバンズ製品を通して、アメリカ中の人達が、日本にとって最も貴重とする米を楽しんで欲しい。」と述べた。

ライスバンズは、オーストラリア、中国、韓国、香港、シンガポール、台湾、タイ、インドネシアなど多くの国で販売。アメリカでの販売開始後は、グルテンフリー食品志向に変わりつつある消費者たちも急増し、需要獲得が見込まれている。

ウェストサクラメント市長は「食糧生産は世界経済において主要な構成要素であり、ウェストサクラメント市には企業を支援する基盤と交通機関が整備されている。ウェストサクラメント市から世界中の製品が生産されている。」と説明。同市の全面的な協力のもと、神明がアメリカの食卓を賑わす日も近いかもしれない。(Daily Democrat)


			
		

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