タイ

トヨタ、タイ市場を狙う


 ≪地元メディアの反応≫
トヨタ自動車株式会社の社長である豊田章男氏は、グローバル市場に向け、タイのある小型自動車生産ラインへ投資する計画を明らかにした。
タイ 海外進出生産された小型自動車は2013年のバンコク国際モーターショーに登場する予定だ。

同時に、地元で開催したタイ進出50周年記念パーティーにて、豊田氏は近い未来、ハイブリッド車の生産高は100万台に達すると述べた。

このパーティーには日本トヨタ自動車株式会社の社長である豊田章男氏の他、タイのキティラット副首相も含め、計1,800名の来賓が参加した。

豊田氏は「皆様の笑顔を見ることが出来て嬉しいです。このように皆が揃い、タイも『笑顔の国』という称号を得ることが出来ます。この国を洪水被害から回復させてきたすべてのタイの国民に対して、心から尊敬の意を表したいです。どんなことがあっても、トヨタはいつまでもタイを支えます。」と述べた。

タイ進出50周年を記念して、そして企業の社会的責任を果たすキャンペーンの一部として、豊田氏はChitralada Schoolに自動車作業場を賛助すると発表した。

1962年に設立されたトヨタ・モーター・タイランドは1964年にサムロンで「ダイナ」と「コロナ」モデルを生産する1つ目の製造工場を建設した。1997年に建設したゲートウェイ工場はタイのデザイナーが協力して設計した「ソルーナ」を導入し、革新的国際多目的車(イノベーティブ・インターナショナル・マルチパーパス・ビークル)のプロジェクトを2004年から展開した。

ピックアップトラック「ハイラックス」を生産するBan Pho工場は、2007年に設立され、世界へ向けてのトラック生産拠点である。

2012年には、同社はさらに大きな一歩を進めた。売上高は記録を破って、880,000台に達し、国内の売上高は500,000台も超えた。

タイのトヨタ自動車会長である棚田京一氏は「20年前、タイの自動車生産高はほんの100,000-300,000台で、そのうちトヨタ自動車は30,000-80,000台であった。しかし洪水災害時期にも、成長していく姿勢を見て、タイの潜在力に対してトヨタ自動車は自信を持っており、ここでさらにより多くの投資を展開する。タイは我々のホームだ。」と述べた。

今年、タイの自動車売上高は140万台に達する見込みであるが、輸出は90万台に達する。トヨタ自動車は現在、タイに30人の日本人従業員を含む、計17,000名の従業員がいるが、これからさらに2,000人を募集し続けていく予定だ。

トヨタ自動車株式会社は11月12日にE85コンパチブルモデルを含む新型の「カローラアルティス」をリリースした。46年前、タイに導入してから、「アルティス」は813,000台の累積販売量を実現した。トヨタ自動車の月間売上の目標は4,200台である。輸出や国内市場の高いニーズに応える為、この国の最大規模の自動車製造元は、最近、大きく一歩前進した。それは、3つの工場全て、56秒で一台の自動車が組み立てられるということである。(The Nation)


			
		

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