インドネシア

イオン、インドネシア第1号のショッピングセンターを5月にオープン


≪地元メディアの反応≫

日本最大の小売企業グループ「AEON(イオン)」の中核企業でモール型ショッピングセンターの開発、運営を担う「AEON MALL Co.,Ltd.(イオンモール)」は、インドネシアでの第1号のショッピングセンター「AEON MALL BDS City」を530日にオープンすることを発表した。

 

インドネシア 海外進出

 

我が国で事業展開するためイオンモールは2012年に子会社「PT AEON MALL INDONESIA」を設立、さらにインドネシア最大の不動産ディベロッパー「Sinar Mas Land」社との合弁会社「PT AMSLAEON Mall Sinar Mas Land Indonesia」も設立して、準備を進めてきた。

 

1号店となる「AEON MALL BDS City」は、ジャカルタ市から南西に約30キロのTangerang(タンゲラン)県に位置し、10万平方メートルの敷地に4階建て延床面積177,000平方メートルの総合商業施設。駐車台数は2,100台を予定している。

 

BSD Cityは「Sinar Mas Land」社が2003年から開発を進めている地区で、住宅の他、学校、病院、スポーツ施設などの建設も予定されている。BSD地区最大規模の本格ショッピングモールには6,700万米ドルが投下される見込みだ。うち67%はイオンモール・インドネシアが33%を「Sinar Mas Land」社が出資する。

 

オープンする「AEON MALL BDS City」では、総合スーパー「イオン」をメイン店舗に、UNIQLOH&MBest Denkiなど有名店が出店するほか、インドネシア初出店となる25店舗を始め日本発の47店舗を含め約280店舗が出店、年間1,200万人の入店を見込んでいるという。

 

東南アジア最大規模の消費マーケットと25,000万という最大人口を持ち、経済成長に伴って多くの中産階級が生まれ、購買力を持つ若者層も育っている我が国には、近年、韓国の「Lotte Group」やスウェーデンの「IKEA」など、外国の大手小売チェーンの進出が目立っている。

 

イオングループもASEAN地域や中国での成長を目指す「アジアシフト」を掲げており、2014年にはベトナム、カンボジアで開業している。我が国では今後郊外を中心にショッピングセンターを20店オープンすることを目標としているという。

 

ベトナムやカンボジアでイオンがオープンした際にはフードコートの寿司店、ラーメン店などに長蛇の列ができ混乱したことが話題になったが、我が国の第1号店の目玉でもある140店舗で構成する東南アジアのイオン最大規模のフードコートとレストラン街はオープンの530日にどれだけの客を呼び込めるか、注目される。

 

SOURCEThe Jakarta Posttrans by shimamori 」)

 


			
		

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