≪地元メディアの反応≫

富士フイルムは6月14日、韓国の平沢（ピョンテク）市にイメージセンサー用カラーフィルター材料である「COLOR MOSAIC（カラーモザイク）」の生産を行う新工場を竣工したと発表した。新工場は2024年12月末から本格的に生産稼働を開始する予定だという。

イメージセンサーは、カメラのレンズ部分から取り込んだ光を電気信号に変換する半導体であり、デジタルカメラやスマートフォンなどに使用されている。近年では、自動車やセキュリティ機器などへの用途が拡大する中、イメージセンサーの生産能力増強のため、平沢市に新工場を建設することとなった。

新工場では、最先端の製造設備や品質評価機器を導入し、今後、「COLOR MOSAIC」以外の先端半導体材料の生産も検討していくようだ。

富士フイルムは現在、イメージセンサー用カラーフィルター材料を静岡県と台湾・新竹市の工場で生産しているほか、半導体生産拠点である熊本の工場にもカラーフィルター材料の生産設備の導入を進めており、2025年春に稼働予定だ。

（Trans by Hinton）