インドネシア

出遅れたミニストップ、コンビニ需要に強気の見解を示す


 ≪地元メディアの反応≫
日本の大手コンビニエンスストアの1つであるミニストップ株式会社(以下:ミニストップ)は、南ジャカルタ市ビンタロでインドネシア1号店をオープンした。
同社は既にインドネシアのコンビニエンスストア市場で競争する3つの日本企業に遅れを取りながらも、2013年6月に正式参入を果たした。

このコンビニエンスストアは他と異なり飲食スペースを設けるなど、その雰囲気は喫茶店のようである。インドネシア ニュースメディア
ミニストップは今年、このインドネシアで10店舗をオープンさせる計画である。フランチャイズ契約先のバハギア ニアガ レスタリ社と協力し、その計画を進めていく方針だ。バハギア ニアガ レスタリ社は、大手企業のPT Supra Boga Lestari(以下:RANC)に所属する子会社の1つであり、インドネシア国内でランチマーケットとファーマーズマーケットを運営している。

6月19日にオープンしたミニストップ1号店について、運用や商品管理などの体制は日本式を採用するとRANCの代表取締役であるヌグロホ スティア ダルマ氏が述べた。
彼は「私達の経営理念は、新鮮な食品をインドネシア国民に提供することである。」と語る。

インドネシアでのミニストップ拡大計画は、その70%を会社の資金から、残りは銀行から借り入れを行う。彼の話によると、1店舗増やすために掛かる費用は15億ルピーから20億ルピー程度であるという。

インドネシアのコンビニ業界がますます激化している状況について、ヌグロホ氏は「世界4位の人口を抱えるインドネシアは、より多くのコンビニが必要である。」と述べ、依然として需要が衰えないであろうことを強調した。

またコンビニエンスストアの他に、RANCは2013年にスーパーマーケットを5店舗以上の新設することを計画している。その計画に向け同社は5月に株式を公募し、1,498億ルピーの調達に成功した。

ヌグロホ氏が考える通り、著しく成長するインドネシアでコンビニエンスストアやスーパーマーケットといった便利な小売店は、更に需要を加速させていくだろう。
ミニストップは世界で15,000店以上のスーパーマーケットを運営するイオン株式会社を親会社に持つ。今後、グループ企業間での提携の可能性も大いにあるのではないだろうか。(Jakarta Post)


			
		

特集記事

nophoto
nophoto
nophoto