インドネシア

成長するコールセンター市場に日本の大手が参入


≪地元メディアの反応≫
日本でコールセンター事業を行う大手企業、トランスコスモス株式会社(以下:トランスコスモス)は2013年6月、正式にインドネシアで合弁会社を創立し、成長するコールセンター市場の開拓に乗り出した。

トランスコスモスの代表取締役社長である奥田昌孝氏は「この合弁事業は、2012年にインドネシアの大手財閥サリム・グループのIT企業であるPT Cyberindo Aditama(以下:CBN)との間で締結した協力関係が実現となった結果である。」と述べた。

彼は人口の多さと日々高まる購買欲を背景に、インドネシアのコールセンター市場への参入は上手くいくであろうと分析する。
「東南アジアは凄まじい勢いで経済成長している数少ない地域の1つであり、インドネシアはトランスコスモスにとって戦略的な技術市場となるであろう。」と、奥田氏は述べた。

トランスコスモスは中国、韓国、米国など、世界に拠点を構えるグローバル企業であり、東南アジアにおいて初めて参入を果たした国がインドネシアであった。
インドネシア ニュースメディア
現在、インドネシアの多くの企業は競争力を高めるため、コールセンターなどの業務をアウトソーシングし、ランニングコストの削減を始めている。
この傾向から、トランスコスモスがインドネシアで急速な発展を遂げる可能性は十分にあると言えるだろう。

CBNのCEOであるDani Sumarsono氏によると、コールセンターの市場は2018年に25.7%上昇し、15億ドルに達する見込みであるという。
現在、インドネシアのコールセンター事業は、フィリピンやマレーシアなどの近隣諸国より遥かに少ないため、今後の成長が大いに期待できる。

まず今回の合弁事業は200席でコールセンターの運営を始める予定だ。
Dani氏は「2013年末までに500席に増やす計画である。今後5年間で3,000席まで増加し、5,000席の支社を設立する。」と語った。

トランスコスモスが45年以上に渡って培った経験とノウハウをインドネシアにもたらすことで、インドネシアのコールセンター事業は飛躍的に成長することだろう。
また日本が誇る高品質のカスタマーサービスを、ここインドネシアでも体感できるようになればと願う。(Jakarta Post)


			
		

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