インド

東芝がUEM社の株式26 %を取得、水処理事業強化を目指す


≪地元メディアの反応≫
日本の大手総合家電メーカーの株式会社東芝(以下:東芝)が、水処理エンジニアリング会社のUEM社(UEM India Pvt Ltd)の株式26%を取得する契約を締結したと発表。株式は約2,000万ドル(約20億円)で取得、UEM社にとって約7,700万ドル(約80億円)相当の価値があるとも言われている。
インド 海外進出これで東芝は第2位の株主となり、東芝の幹部はUEM取締役会にも参加することになるとのこと。UEMグループは1973年に設立され、水処理EPC(設計・調達・建設)サービスを提供、約7,000万ドル(約73億円)の年間売上高を誇り、ケニア、台湾、タイ、ネパール、インドネシア、マレーシア、そしてスリランカを含む30ヶ国以上で350以上の水処理施設を納入してきた実績を持つ。

UEM社には750人以上の従業員がおり、ニューデリー近郊のノイダに設計チームの拠点を置いている。また、ONGC、IOC、NTPC、コカコーラ、P&G、ブリストル・マイヤーズスクイブや政府機関を顧客として、石油・ガス、電力事業のプロジェクトも実施。更には世界銀行やアジア開発銀行などの多国間機関の資金プロジェクトにも参加するなど多方面で活躍している。

東芝はUEM社と資本提携することで、UEM社の豊富な経験、そして東芝が培ってきた専門知識を融合し、インド市場を中心にグローバル企業へと成長していきたいと考えているようだ。造水・水再生処理分野において成長性が見込まれているインドの水市場で東芝が基盤を築くことが、グローバル企業への近道と言えるかもしれない。(Vccircle)


			
		

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