ベトナム

HDバンクが日本の金融機関と株式売却に向け交渉中


≪地元メディアの反応≫
ホーチミン市住宅開発商業銀行(以下:HDバンク)は、アジア第2位の経済大国日本からベトナムへの投資資金が増加傾向であることをうけ、日本の金融機関3社と約30%の株式を売却するため交渉中であるとのこと。既存の株式売却は来年複数が対象となると見られているが、日本の金融機関に関しては具体的な発表はされていない。ベトナムの法律では、1人の投資家が保有出来るのは20%以下、外資の投資家は30%までとされている。
ベトナム 海外進出HDバンク会長タム氏は「日本の銀行と提携することで、日本企業とのビジネス展開が可能となり、コーポレート・ガバナンス(企業統治)の改善にも繋がる。また、日本からの投資は着実に増加しており、ベトナムにとって最大の投資国である。」と説明。

推定総発行済の30%に当たる8億1,000株は、1兆7,000万ドン(約83億円)の価値があり、店頭取引で1株7,000ドン(約34円)であると推測されている。HDバングは現在、発行済5億株を保有しているとのこと。

HDバンクは提携企業が決定した後、ホーチミン市証券取引所に上場する予定であると発表。金融業界の再編を加速させるためベトナム国家銀行も海外からの投資を誘致しており、日本の銀行との提携を成功させることが再編への大きな糸口になりそうだ。(Bloomberg News)


			
		

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