アメリカ

「ユニクロ」がボストンへも参入、アメリカでの事業展開に加速をつける


≪地元メディアの反応≫
カリフォルニア、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット州で20店舗を展開する株式会社ユニクロ(本社:山口、以下:ユニクロ)は、今年の夏ボストンにも参入するという。また、来年にかけてボストンエリアで6店舗をオープンする予定とのこと。

 

アメリカ 進出

 

7月上旬には一時的にFaneuil Hall Marketplaceにオープンする予定で、8月に2店舗、9月、10月にそれぞれ1店舗ずつ、来春には2店舗と順次展開していくという。

 

ユニクロアメリカCEOのラリーメイヤー氏は「ボストンは人口も多く、非常に素晴らしい都市である。ユニクロの製品は、ボストンでも認知されており、ここの天候やスタイルにも適合している。」との見解を示している。

 

「ユニクロは一般的にGAPの日本版として認識されているが、男性、女性、そして子どもまで幅広く人気を集めているユニクロは1990年代のGAPに非常に似ている。」とthe Norwell consulting firm Retail ConceptsMike Teslerは述べている。また、ユニクロはH&MForever21TOP SHOPと同様にリーズナブルな「ファストファッション」として人気であるが、その場しのぎのファッションを追求しているのではなく、素材そのものに焦点を当て、暑い夏を快適に過ごすための「エアリズム」、冬は暖かく過ごせるよう「ヒートテック」など機能があるものを揃えている。また、同素材のものを同色で大量生産することにより値段を抑えることも可能だ。

 

ユニクロは1984年初めに第1号店を広島でオープン、現在では16ヶ国で1,300店舗以上展開をしている。また、様々なデザイナーや著名人とコラボレーションしT-シャツなどを制作、毎回注目を集めている。

 

ボストンへの参入はアメリカでの事業拡大計画の一部であり、ユニクロの親会社である

株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏は今後数年間のうちにアメリカで100店舗展開し、2020年までには更に売上げを増加させることを目標としている。「Theory」や「J Brand」を含む6ブランドを展開するファーストリテイリングの2013年の全世界売上は116億ドル(12,000億円)にも上る。

 

素材にこだわる「ユニクロ」がボストンでどのような評価を得るのかが、今後の事業拡大の鍵となりそうだ。

SOURCEThe Boston Globetrans by CHIKA」)


			
		

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