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日本企業、海外M&Aでガラパゴス症候群克服に挑む


「ガラパゴス症候群」とは、2000年代中期から後期にかけて日本で広く使用された言葉で、市場が外界から隔絶された環境下で独自の発展を遂げ、その結果として世界標準の流れからかけ離れていく状態を揶揄する表現である。
アメリカ ニュースメディア
最近では、世界から孤立してゆく日本の現状を表し、それはまるで数世紀にわたって固有種が独自の進化を遂げていったガラパゴス諸島のようである、としている。しかし、絶滅種とならない為に日本の企業経営者は、ガラパゴス症候群に対抗しようとし、その手段として海外M&Aを続けている。結果、日本企業はグローバル化を促進でき、日本企業にとって海外M&Aは一つの治療法であるといえる。

そんな中、玩具メーカー、タカラトミーの富山幹太郎氏は、「機関車トーマス」の玩具製造・販売権を持つ米玩具メーカーを昨年買収した理由について、「ガラパゴス症候群からの脱却を目指している」と説明した。

また、東京みずほ証券FXストラテジストの鈴木健吾氏は「長期的に見ると、成長し続けている海外M&Aの活動は国際収支黒字を推進しているが、タイムラグがあり、海外企業の買収で利益を得るには時間がかかる。早ければ1年、遅ければ5年から10年かかる」と語った。


			
		

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