タイ

東芝がいま変わりつつあるASEAN地域に最先端大画面テレビを供給


 ≪地元メディアの反応≫

ASEANにおける消費者行動の大きな変化の流れの中で、いまタイを始めとする多くの国と地域ではテレビの地上デジタル化の動きが進んでいる。その中で日本の東芝が、いま最先端の大画面テレビの生産・供給を開始。 ASEAN諸国における需要と、人々のライフスタイルの変化に密接に関連する、高付加価値製品を広い範囲に提供することで、同社は、ASEAN地域の市場20%以上のシェア獲得を達成することを目指している。

「各国の市場シェアが表すように、ASEAN市場の15%ほどを占めるタイのほか、マレーシアやベトナムなどは、当社にとって重要な市場であることは間違いない。」と徳光重則、東芝デジタルプロダクツ&サービス社社長が記者会見の場で語った。また、インドネシアは東芝にとって最大の利益貢献をしている地域というだけでなく、 ASEAN市場向けの一大生産拠点でもある、とも言っている。タイ 海外進出東芝は今のところ、この先5年間のタイ向けの投資計画はないが、バンコク現地チームは地上デジタルテレビへの移行にむけ、組込み式の信号変換器とテレビの開発を続けている。この新しいモデルのテレビは、タイでの地上デジタル放送開始に合わせて発売されることが期待されている。地上波デジタルテレビに関して言えば、東芝には、日本での2004年からの地上波デジタルテレビへの移行経験が豊富だ。また製品としては、8つのチャンネルを約26時間まで録音することができ、いつでも放送をさかのぼって鑑賞できる”タイムシフトマシン”のような、独自の機能も開発。これは、テレビの放送時間に束縛されない新しい視聴スタイルとなり、タイ市場でも、デジタルテレビのネットワークが全世帯をカバーするようになった時、このシステムを紹介する時が来るであろう。

またアジア市場での存在感を強化するために、東芝は大型テレビのラインアップをさらに強化している。同社は、従来のブラウン管やCRTテレビから、LEDテレビへの需要シフトを引き起こしている。その市場シェアは10%から17%に、昨年跳ね上がっている。大画面テレビにおいては、2010年の16%から、今年は30%まで上昇するだろうと予測され、これに伴い東芝は、” Toshiba Pro Theatre “と呼ばれるLED大画面テレビシリーズをリリースしていく予定だ。(The Nation)


			
		

特集記事

nophoto
nophoto
nophoto