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三菱マテリアル、新興国市場を見据え、ラオスの新たな製造拠点ビエンチャン工場で稼働開始


≪地元メディアの反応≫

ビエンチャン市サイタニ郡のVITA PARK経済特区内に先月末完成した三菱グループの非鉄金属大手「Mitsubishi Materials CorporationMMC三菱マテリアル株式会社」の新工場が今月下旬にも本格稼働し、温度センサとして利用されるセラミック半導体「thermistor sensor(サーミスタセンサ)」の製造を開始することになった。

 

ラオス 海外進出

 

三菱マテリアルは、電子デバイス事業の主力製品であるサーミスタセンサの増産体制を構築するため、20144月我が国に製造子会社「MMC Electronics Lao Co.,Ltd.MMCエレクトロニクス・ラオス)」を設立、工場建設を進めて、先月にはラオス計画投資省副大臣、商工省副大臣、厚生省副大臣や日本国大使館の岸野大使らを来賓に迎えて竣工セレモニーを行っている(写真)。

 

大規模な中国市場で、エアコン・冷蔵庫などの白物家電向けの好調な販売が続いており、MMCでは今後も家電に装着されるサーミスタセンサの需要拡大を見込んでいる。将来的には、東南アジア地域におけるオートバイ向けなどで、サーミスタセンサの販売数量拡大への対応も考慮しているということだ。

 

MMC中期経営計画「Materials Premium 2016」で、成長戦略の一つとして「国際競争力の強化」を掲げており、主に新興国市場での海外生産・販売拠点の拡張によって成長を実現していくとしている。

 

我が国をアップグレードされた新たな製造拠点に据えた体制で、MMCの電子材料事業はグローバル競争力の強化を図り、持続的な成長を目指すという。有望な先進分野の参入はVITA PARK経済特区にとっても今後につながる大きな成果となった。

 

SOURCE4-traders.comtrans by shimamori 」)

 


			
		

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