マレーシア

展示会“SEAFIE”で日本の家具メーカーは参入の足場を築く


 ≪地元メディアの反応≫

日本の家具やインテリアメーカーは高速成長するASEAN市場をターゲットに、マレーシアの首都クアラルンプールで今年9月に行われる家具とインテリアの展示会“SEAFIE”に参加すると発表した。

プトラ世界貿易センター(PWTC)で開催されるこの展示会は4日間に渡り、展示スペースは45,000㎡という大規模なものだ。様々な国から集められた中級~高級ブランドの家具やインテリアを展示するとみられる。
世界各国から300社が出展者し2万人の来場を目標に掲げている。
マレーシア ニュースメディア
家具やインテリアの製造・仕入れ及び販売を行なうナガノインテリア工業株式会社の代表取締役である永野貴啓氏は「我々は、SEAFIEをASEAN市場に進出する足掛かりとして考えている。ASEANだけでなくアジア規模で製品開発と輸出を拡大していきたい。」と述べた。

カントリースタイル家具の卸売を行なうAIROS JAPAN 株式会社の代表取締役社長、入道義隆氏は「我々は日本以外の市場を開拓したい。SEAFIEで新たなビジネスパートナーと出会い、東南アジアの人脈を築く架け橋となるだろう。インテリアデコレーター、住宅開発を行なう企業や家具メーカーとのビジネスチャンスが構築できることを期待している。」と、SEAFIEへの期待を述べた。

企業にとって、SEAFIEはASEANに参入するための理想的な足場と言えるだろう。この市場は6億人の人口を抱え中級階級は日々拡大し、ブランド品や高級志向の購買欲も強まる一方である。

家具業界の情報収集と発信を行なう株式会社東洋ファニチャーリサーチの取締役、阿部野育三氏は「日本企業はASEANを進出先の市場として意識する必要がある。SEAFIEは日本製家具の市場を拡大させるきっかけとなるだろう。また、日本では2~3月頃に家具やインテリアの売上が伸びるため、9月のSEAFIEは日本のバイヤーたちにとって絶好のタイミングである。」と、解説してくれた。

UBMマレーシアのKaren Goi氏は、日本企業が参加することによりSEAFIEの大きな味方になるだろうと考えている。
彼は「日本メーカーが参加することで、この展覧会の注目度は一気に高まったと言えるだろう。日本家具のデザインはチャーミングなシンプルさ、美しいラインとファッショナブルな外観で有名である。今年の9月に、ここマレーシアで最も豊かなセンスと深みのある家具を見ることができるだろう。」と、語る。

日本のインテリアや建築は独特であり人気も高いため、来場者にとっては大いに有益な展示会となるだろう。SEAFIEは、本物の日本家具を購入できるチャンスを与えてくれる。(prnewswire)


			
		

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