インドネシア

トヨタ自動車のエコカーが満を持してインドネシアでデビュー


≪地元メディアの反応≫
日本の自動車メーカーのトヨタ自動車株式会社(以下:トヨタ)とインドネシア最大の自動車販売代理店であるアストラ・インターナショナルが低コストで環境に優しい車、エコカーを発表した。今年30,000台以上の販売を見込んでいる。トヨタ・アストラの「Agya(アギア)」、トヨタグループであるダイハツ工業が生産した「Ayla(アイラ)」は、低価格エコカー普及策「ローコストグリーンカ―(LCGC)」として政府の認定を受けた車であり、25%~100%の税制上の優遇措置が与えられるという。
インドネシア 海外進出
昨年9月に開催された「インドネシア国際モーターショー」で展示され、価格は1億ルピア (8,950ドル) 以下。いずれの車も現地顧客からの注文を数多く受けていた。しかし、政府が7月までにLCGCの強制規格を実施することが出来ず、大幅な生産遅れとなっていた。

トヨタは今年の販売拡大に期待を寄せている。トヨタのJohnny Darmawan氏は、「『アギア』はインドネシア人のニーズに合わせ特別にデザインされた車であり、人気を博す自信がある。」と述べ、「アギア」の価格は9,900万ルピア~1億2000万ルピアの範囲になると予想されている。また、2013年には毎月5,000台を販売目標に設定。そして強制規格を実施した政府は、今回の販売開始によりインドネシアの自動車産業が発展することを望んでいる。

アストラ・インターナショナルの関係者は、「アイラ」の販売価格を7,600万ルピア~1億700万ルピアと予想、今年末までに16,000台の販売を見込んでいる。製造は開始されたばかりで約2週間以内に消費者の手元に届くこととなる。

日本で人気の低価格、低燃費エコカーが現地の人たちにも魅力的なことは間違いなさそうだ。インドネシアの自動車産業の発展が期待される。(Jakarta Globe)


			
		

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