インドネシア

JTが日本たばこの認知度を高めるため、アジア最大の市場に挑む


≪地元メディアの反応≫
販売数世界第3位の日本たばこ産業インターナショナル(JTI)は市場獲得に向け、強力な基盤をインドネシアで構築しようとしている。JTIインドネシアのゼネラルマネージャーは、「インドネシアの市場はJTIにとって非常に魅力的であり、高品質な製品やサービスの需要も高まっている。 JTIの市場調査によると、インドネシアはタバコ販売においてアジアTOP4の市場の1つであり、2013年に3,000億個のタバコが販売されると予測されている。」との見解を示した。
インドネシア ニュースメディア
インドネシアでのタバコ市場は「クレテック」、そして「クローブタバコ」が独占状態であるが、 JTIインドネシアは市場獲得に自信を見せている。また、調査結果によると、成人男性の約60%が喫煙、約250万人に上る。JTIはインドネシアがアジア最大の市場であり、認知度を高めることにより市場拡大が可能となると述べている。

JTIは徐々にインドネシアでの市場シェアを高めていく計画で、今後5年~10年間が大きな焦点となりそうだ。現在マレーシア工場で生産されている約1%未満のタバコしかインドネシアに輸入されていない。そのため、インドネシア市場を断片的に分け、小売業者や店舗数が多数ある市場がどこかを分析することが必要である。そして、フィリップモリスインターナショナルの「マルボロ」、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの「ダンヒル」のようなブランドとして確立している市場にも挑んでいきたい考えだ。

JTIインドネシアの戦略開発マネージャー、モーガン氏は、「インドネシアでのたばこ市場獲得は非常に厳しいものである。しかし、現地従業員を育成しながら、企業として更に発展出来るよう運営をしていきたい。また、JTIのポートフォリオとして、世界で最も有名な『マイルドセブン』から名称を変えた『Mevius』も含まれている。まずは、ジャカルタ、バンドン、スラバヤ、バリなどの地域でブランディングに注力していくつもりである。」と述べた。アジア最大の市場であるインドネシアで、JTIがどのような戦略を立てるのか注目したい。(The Jakarta Post)


			
		

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