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日本のハイテクトイレメーカー、グローバルの王座を目指す


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 ≪地元メディアの反応≫
日本家庭の3分の2以上で見られるハイテクトイレ。日本への訪問者は、温かい便座、後部シャワージェット、脱臭機能に驚嘆する。

しかし、一般的にウォシュレットとして知られているこのハイテクトイレを3,000万台以上販売する会社でも、世界のトイレを支配する事、特に恥ずかしがり屋の米国消費者相手では、足踏み状態である。

「なぜならトイレの話をするのは文化的にタブーであるからだ。アメリカ人はトイレについての会話を避けるため、我々の優れた製品を認識しているにも関わらず、口コミによる拡散を期待することはできない。」とウォシュレットメーカーTOTOにおける国際部門部長、田端弘道氏は述べる。

インドネシア ニュースメディア2011年度、TOTOは年間純利益92.7億円(1.4ドル)、国際売上高4,527億円と、昨年度より4.4%売上を伸ばしている。

しかし、海外での売り上げはその14%にとどまる。

田畑氏によると、「海外の消費者を獲得することは挑戦だが、ホテル市場においてはいくつか成功を収めている。中国や他の東アジア諸国でも需要が高まっている。日本文化により近い文化を持っているからだ。」

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商品の地域化も鍵だ。

例えばインドネシアなどの熱帯市場では、暖房便座や温水シャワーの機能は提供せず、より寒い地域ではこれらの機能を提供する。

ウォシュレットの価格は高い。一番安いものでも約900米ドル。TOTOの責任者らはスイスが類似製品の販売を始めている事から、欧州市場で勝負すべきと考えている。

田畑氏は、「欧州人は最終的に暖房便座や温水シャワーに適応できると期待している。」と予測する。(AsiaOne)


			
		

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