インドネシア

川崎重工インドネシアが 6,000億ルピアで新しい製造工場を建設


インドネシア ニュースメディア川崎重工インドネシア支社カワサキモーターインドネシア(以下KMI)は西ジャワのチビタンで6,000億ルピア(6,300万ドル)の新製造工場の建設を計画している。その目的はインドネシアでの生産能力の増強である。

1994年に成立したKMIは、川崎重工業とインドネシアSumber Selatan Nusa社の合弁企業であり、既存工場のあるプロガドンでオートバイやスペアパーツの組み立てを行い、ライバルのヤマハ発動機(インドネシア)やHONDA(インドネシア)と競っている。

KMI取締役社長の谷川義宏氏は「現在の工場はジャカルタ東部のプロガドンにあるが、新プラントは年100,000単位の生産能力から年140,000単位に上げる」と話し、更にインドネシアを東南アジアのモーターバイク生産のハブにすることも検討している。

谷川氏は、ジャカルタのインドネシア国際モーターショー(IIMS)を偵察後に、インドネシアの工場で生産されるオートバイをインドネシア国内だけではなく、タイなど他の市場でも販売することを明らかにした。

モーターバイク販売は、購入時に25%の頭金(以前の10%より大幅増)を払うという政府の新たな規制の影響を受けている。この規制は6月より有効となっており、車両購入上融資過の抑制を狙いとするものだ。

それにも関わらず、インドネシアのオートバイ企業団体(AISI)のデータによると、2012年1月~7月までに430万台を販売した。このスピードが12月末まで持続された場合、2012年の販売量は去年の800万台の記録を破る見込みである。


			
		

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