インド

日本の化粧品メーカーがElder社と合弁会社を設立


 ≪地元メディアの反応≫
日本を代表する化粧品メーカーである株式会社コーセー(以下:コーセー)は、インドの製薬会社であるElder社と合弁協定を締結し、インドに合弁会社”コーセーElder有限会社(仮称)”の設立を発表した。

出資比率はコーセーが60%、Elder社は40%だという。コーセーは合弁会社を通じて、インドで化粧品の生産と販売を行い、高品質のスキンケア製品を通してインドの消費者の心を掴み、地域市場を獲得していく考えだ。インド ニュースメディアコーセーの製品は幅広く、スキンケア製品、ファンデーション、アンチエイジング製品、メイク道具やヘアカラー、保湿クリーム、香水、美容液、ヘアケア製品などがある。

この合弁会社は、適切な分析とアドバイスによって製品を勧めたいとして、高級デパートやコスメ専門店など、美容部員の居る場所でのみの販売を行なう予定だ。

コーセー及びその子会社は、日本、中国、香港、台湾、シンガポール、ミャンマー、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、韓国、アラブ首長国連邦、米国など世界18カ国・地域で幅広く展開を行なっている。

Elder社の共同管理理事であるAlok Saxena氏は「製品は、ヒマーチャルプラデーシュ州にあるElder社のPaonta Sahib工場で生産を行なう予定である。現在は医薬品を生産するための工場であるが、コーセーの製品と同じ植物を使用していることや製造基準が同様であることから大変都合が良いと言える。当面の目標は、インドでの市場獲得と製品の高い評判を築き上げることである。」と述べた。

コーセーは、技術的な実力と化粧品の高付加値を組み合わせ、この区域に合った戦略と商業計画を練っている。それと同時に、Elder社は地元市場に対する宣伝や強力な販売網を駆使し、売り上げを伸ばす考えだ。

この合弁会社の目的は、まず日本の先進的な一流技術を利用し、インド女性たちの美容へのニーズを満たす製品を開発することである。両社の分担や、具体的な販路、商材、ブランドなどについては今後詳細を検討していくという。

品質面の信頼性が高く、販売の実績もあるElder社と、日本の繊細で高度なテクノロジーを持つコーセーが提携したことにより、新たな商品の開発に期待が高まる。(business standard)


			
		

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