インド

日本自動車メーカーの日産は300億円を投資しシェア拡大を狙う


 ≪地元メディアの反応≫
日仏合弁の自動車メーカーであるルノー・日産は、会社の総合水準を強化するためにインドで300億円を投資するという。同社は、新興市場が求める低価格車のニーズに応えることで、今後インド市場で攻勢に出るとみられている。
インド ニュースメディア日本の日経産業新聞によると、ルノー・日産はインドのチェンナイ市の近くで第2の工場を建設し、2013年の末までに年間20万台の自動車を生産する予定である。
現在、稼働しているルノー・日産の工場では、年間40万台の自動車を生産している。

また、日経産業新聞によれば、日産はインド市場での低価格車ニーズを満たすために、生産を中止していた”ダットサン”ブランドを再開し、約50万円ほどで販売する方針だと報道した。
これに対し、日産は日経産業新聞の報道を完全に否定した。日産は「今、ルノー・日産アライアンスで低コストの自動車を生産する計画はあるが、我々はこの”ダットサン”ブランドに関して、現段階では明確なことを述べられない」と回答した。

日産の最高経営責任者であるカルロス•ゴーン氏は「日中の領土問題によって、日本自動車メーカーの販売数が減少していることを原因に、世界最大の自動車市場である中国への投資を再考する必要がある」と述べた。そして、この発表があった数ヵ月後に、インド市場への販売強化が発表された。

競合の日本自動車メーカー各社に比べ、東南アジアへの参入に出遅れをみせた日産は、低価格車の生産によって巻き返しを図るものと思われる。
日産をはじめ日本自動車メーカーたちの、中国市場への依存度を軽くする動きは本格化し始めている。(Japan today)


			
		

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