中国

日本の電気機器メーカー、キヤノンは西部地区を新たなターゲットに


 ≪地元メディアの反応≫

日本を代表する電気機器メーカー、キヤノン株式会社(以下:キヤノン)は2013年に中国参入16年目を迎えた。

キヤノン中国の社長を勤める小澤秀樹氏は「キヤノン中国はまだ若い会社であり、市場の需要に合ったマーケティング戦略の強化と、整ったサービスを構築することで中国での販売を拡大する計画だ。また、キヤノン中国の長期的発展に向けた強固な基盤を築き、キヤノンが“永遠に続く”企業となるよう努めていく。」と、今後のビジョンを語る。

小沢氏は2005年、キヤノン中国の社長に就任した。彼の指導の下、過去5年間でキヤノン中国は年間30%という高い成長率を上げた。
中国 海外進出2012年の初めに、キヤノン中国は30%の成長率を引き続き維持することを目標に掲げた。しかし、様々な要因によって2012年はこれを達成することはできなかった。
小沢氏は「昨年、上半期の成長状況は悪くなかったが、下半期に入った後に世界経済は益々落ち込み、情勢も比較的に厳しくなった。それに伴ってキヤノンの成長率も緩やかになったが、しかし依然として2桁の成長率には到達した。」と、昨年の目標未到達について述べた。

キヤノン中国のトップとして、小沢氏が耐える圧力は非常に大きいと言えるだろう。
しかし、重責を負う小沢氏は「私は、プレッシャーや重圧には押しつぶされない。実現が難しい目標であっても、どうしても実現しなければならない。できる限り早く事業規模を拡大することが、重要であると考えている。」と、強い意志を語ってくれた。

彼によれば、今年の成長率に関して今現在では30%を達成できるかは分からないが、少なくとも20%以上の成長率には達するであろうと予想しているという。
キヤノン中国は今年もまた、自分自身との戦いを続けていく。

現在まででキヤノン中国は、特に華北、華東、華南地区では大きな成果を上げていたが、今後はターゲット市場を成都を中心とする西南地区に変更し、新たな組織構築を形成して日本ならではの質の高いサービス提供によって再度、目標を目指すという。

様々な困難を乗り越えて生き残る企業こそ、小沢氏の語る“永遠に続く”企業と言えるだろう。達成の難しい目標にも果敢に挑戦するキヤノン中国に、今後も注目していきたい。(每日经济新闻)


			
		

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