中国

NTTドコモ、チャイナモバイルと協力し「dゲーム」を提供


 ≪地元メディアの反応≫

携帯電話を始めとした情報通信事業を行なう大手日本企業の株式会社NTTドコモ(以下:NTTドコモ)は、チャイナモバイルを通じ中国に最新ゲームサービス「dゲーム」のローカライズされたバージョンを提供すると発表した。NTTドコモは初めて日本以外の市場でdゲームをリリースする。
中国 海外進出NTTドコモとチャイナモバイルとの事業提携の詳細は明らかになっていない。このサービスは2013年3月26日に中国最大級の有料アプリストア「モバイルマーケット」内においてリリースされ、ゲームや壁紙など20種のコンテンツ提供を始めた。

日本の携帯市場は飽和状態であり、既に日本市場のモバイルコンテンツビジネスは成熟しきっていると言っても過言ではない。NTTドコモにおいて、中国やその近隣のアジア諸国は大きな可能性を秘める新興市場である。チャイナモバイルは7億人以上のユーザーを抱える世界最大の情報通信事業者である。NTTドコモとチャイナモバイルとの事業協力は非常に合理的であるといえる。

2013年2月末、チャイナモバイル、NTTドコモと韓国のオペレータKTは近距離無線通信(NFC)サービスの国際ローミング協定に達した。これによって協定を結んだ3社の携帯電話は、お互いのネットワークを使用できるようになった。また、近距離無線通信(NFC)だけでなくWiFiのローミング契約も締結した。

明確に分かってはいないが、中国市場でdゲームサービスをリリースすることとなった経緯には、昨年に設立したNTTドコモとBaiduの合弁会社が関係していると思われる。NTTドコモは合弁会社設立時、中国市場向けのモバイルコンテンツを開発するためBaiduに2,250万ドルを投じると発表していた。

NTTドコモは「グローバルなビジネスを展開し、より多くの新しいコンテンツを随時追加してゆくことで、海外ユーザーへ日本の高品質なモバイルコンテンツを提供する。」と話ている。
中国版dゲームは、今後カプコン、コナミ、コーエー、スクウェア•エニックス、MTIなどの有名なゲーム会社からのコンテンツが増える予定だ。dゲームから発信される日本のコンテンツは、NTTドコモが目指すアジア参入の足掛かりとなってゆくのだろうか。(Pcgames)


			
		

特集記事

nophoto
nophoto
nophoto