中国

中国市場における日本自動車メーカーの売上が発表


 ≪地元メディアの反応≫
自動車メーカーが公表した、中国における昨年の売り上げによると、トヨタ自動車株式会社(以下:トヨタ)と本田技研工業株式会社(以下:ホンダ)などの日本メーカーの製造量は減少しているものの、予測よりは小幅に収まったとの発表があった。
中国 海外進出トヨタの売り上げは、昨年9月に49%、10月に44%となり、下降は緩やかになってきている。ホンダについては、29%下降し、過去2ヶ月で41%~54%の下落と、こちらは穏やかではいられない動きを見せている。

一方、ゼネラルモーターズ株式会社(以下:ゼネラル)とフォード•モーター株式会社(以下:フォード)は上昇している。フォードは、コンパクトカー「フォーカス」の売り上げが好調で、販売台数67,505台、販売額56%増と大きな伸びを見せている。フォードの中国における販売量が増加している背景としては「日本自動車メーカーの減退のおかげである」としていたが、日本メーカーの販売量が上がってきている今でも、中国消費者がフォードの自動車を購入しているのは、トヨタとホンダの自動車の代替品を探しているということではなく、フォード自体の価値を見出した為であると考えられる。

今年、フォードの中国平均月間売り上げが70,000台を超えた場合、今後3年間で15種の新モデルを導入する方向で動いているという。この動きにより、中国の売上だけで世界全体売上の15%を占めることになる。さらに、2014年に「リンカーン」ブランドを中国に導入することで、中国での売上が伸びることは必至である。

「ビュイック」と「キャデラック」ブランドを推しているゼネラルは、昨年末の売上9.7%増の勢いを維持し続けており、中国市場第1位の売上を誇っている。この地位を強固にする為、ゼネラルは10億円を拠出し、世界最大の工場設立を着々と進めている。この工場は2015年に始動予定であり、並行して2016年まで毎年「キャデラック」の新シリーズをリリースする。

今後も、ゼネラルの躍進は続きそうだが、国内外の各メーカーがどのような手を打ってくるのか、一層熾烈な様相を呈するものと考えられる。(Forbes)


			
		

特集記事

nophoto
nophoto
nophoto