中国

中国の粉ミルク市場、森永乳業は品質で勝負


 ≪地元メディアの反応≫
2008年に発生したメラミン混入粉ミルク事件で、中国の乳製品業界は深刻な事態に陥った。その後4年間で、「伊利」「蒙牛」といった大手乳製品メーカーは迅速に事業再編をし、液体ミルク事業ではすぐに立ち上がりを見せたが、粉ミルク業界での国産ブランドは未だスランプ状態にある。公式データによると、国産ブランドの多くは、2012年上半期の売上高が2008年の同時期のレベルに達していない。

反して、国産ブランドの低迷と同時に、大量の海外ブランドが一気に中国市場へ参入した。「Abbott」や「Dumex」をはじめとしたヨーロッパやアメリカの粉ミルクは瞬く間に人気となり、相次いで品切れ状態となった。一方オーストラリアと日本のメーカーはすぐに参入して来なかったが、今年の7月に森永乳業がついに中国市場への進出を決めた。

中国 海外進出
森永乳業株式会社は、1917年に創業した歴史のある、信頼の高い日本の乳製品メーカーの一つである。森永乳業は6か所の研究センターを持っており、長期的に科学技術の革新にも取り組んでいる。日本食品工学会賞、科学技術庁長官賞及び文部科学大臣賞を何度も受賞しており、その研究開発の実力は日本の栄養学界や医学界に一様に認められている。

今、森永乳業は、ついに無限の可能性を秘めた中国市場に参入しようとしている。森永乳業の製品ラインナップは、乳飲料、食品や原材料、飲料、冷凍食品、および粉ミルク、ベビーフード、健康食品や医薬品などに多岐にわたっているが、その中から「乳幼児用粉ミルク」を中国市場に投入する。

過去10年間、中国の出生率は10%以上を維持しており、年間新生児数は1600万人を超え、このベビーブームは2015年まで続くとみられている。その為、牛乳の需要は増加し、粉ミルクの品質要求も高まっていくと考えられる。森永乳業発展の100年の歴史には、森永乳業が優れた製品品質で世界各地の消費者を感動させているという背景がある。森永乳業は、単に粉ミルクでなく、アジアの赤ちゃんの健康維持に適切なアジア用の粉ミルクを開発している。

「安全」、「健康」、「栄養」、「おいしさ」を使命とする森永乳業の粉ミルクは多くの中国人に受け入れられるだろう。中国市場における森永乳業の開発プログラムは、最初の一歩を踏み出したばかりだ。森永乳業はプロだからこそより良い品質を提供し、科学技術で未来をリードすると信じている。近い将来、中国の粉ミルク売り上げランキングトップ10には、森永乳業が必ず入っているだろう。(中国経済網)


			
		

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