≪地元メディアの反応≫
三菱樹脂株式会社の子会社で太陽光利用型植物工場を展開するMKVドリーム株式会社は、中国・江蘇省を中心に展開する農業協同組合の江苏省供销合作総社と連携して中国での無農薬野菜の栽培を始めたと報告した。

近年、国内では食品安全問題への意識が高まり、無農薬野菜の栽培は幅広い市場を見通した計画だと考えている。
三菱樹脂株式会社と江苏省供销合作総社は、中国の農業協同組合が共同で地元の農業生産者へ生産指導を行いながら、販売関連施設を設置した。2017年までに50か所の工場で注文を受けると予想される。
三菱樹脂社はビニールハウスに使用されるプラスチックフィルムの製造を行った。人工光を用いた完全閉鎖型の苗生産工場で苗を育成し、その苗を高機能性フィルム(被覆材)を使用した農業ハウス内に移し、水耕栽培によって、トマトやサラダ菜、ほうれん草、水菜などの野菜を育てる。この太陽光利用型植物工場による栽培は通常の方法と比べて、高品質な野菜をより多く、また安定的に生産することができ、また高機能性フィルムを使用することで、ハウス内への害虫の侵入を抑制し、農薬の使用を減らすことができるため、安全・安心な野菜栽培システムと言える。
2011年に江蘇省無錫市に第1号となる植物工場を建設し、植物工場として試験的に運転を開始した。この試運転に成功し、通常の市場価格での販売も行うことが出来た為、正式に無農薬野菜栽培のフィールドに入ることが出来た。
中国での食へ安全は近年、注目すべき話題だろう。国民も植物工場で育てられるような高品質かつ安全・安心な野菜を求めていると感じられた。
(SOURCE:凤凰财经 「trans by Chinatsu」)