中国

ホンダが中国の自動車メーカと高級車の共同生産開始を発表


 ≪地元メディアの反応≫

日本の本田自動車株式会社(ホンダ)が、2016年からの開始を目指し、中国広州の広州汽車集団と高級ブランド車「アキュラ」を共同生産することで合意したと発表。これは今や世界最大の自動車市場となっている中国で、高級車に対する更に高まるニーズに答えていくためだと見られている。
中国 海外進出ホンダは生産能力や生産されるモデルなどの詳細を明らかにしていないが、ある女性広報担当者は、現在はまだ販売されていない新型のスポーツ用多目的車(SUV)が生産されることになる公算が大きいと述べた。ホンダが4月に上海のモーターショーで展示していたアキュラSUV-Xではないかと考えられる。

社長の伊藤孝紳氏は4月の上海モーターショーで「アキュラ」の中国での生産を3年以内に開始すると述べていた。ホンダ以外のメーカーも高級車を中国市場に投入しているが、海外の自動車メーカーが中国で高級車販売の成功を収める鍵は現地生産することに尽きる。海外からの輸入では関税が高く、大量販売は難しい。

アウディ、メルセデス・ベンツ及びBMWは軒並み中国メーカーと共同で中国国内で自動車生産を開始している。最近では米ゼネラル・モータース(GM)も「キャデラック」を中国で生産し始めた。ホンダがある日本国内の自動車メーカーに目を向けると、日産自動車が今まさに、遼寧省大連市で生産工場を建設中で、同社の高級車「インフィニティ」を生産予定としている。

いまや中国での高級車市場は急成長の一途をたどっており、需要は2020年までに年間270万台にまで達すると見られている。中国がアメリカに代わって、世界最大の高級車市場になるのも時間の問題だ。(South China Morning Post)


			
		

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