ブラジル

サントリーがブラジル進出に再挑戦


≪地元メディアの反応≫
日本最大の食品•飲料メーカーの一つであるサントリーホールディングス株式会社の、酒類部門を専門とするグループ企業サントリー酒類株式会社が、2013年1月より再度ブラジル市場に進出することを明らかにした。同社は2004年に経済状況の悪化により、34年間展開してきたブラジル事業から撤退した経歴がある。
ブラジル ニュースメディア
サントリーは、1970年に初めてブラジルでの商品販売を開始し、何年にも渡って成功を収めていた。この度南米へ復帰するにあたり、日本とメキシコの両方から50,000ケースの製品を出荷、2015年までに10億円以上(約1,190万米ドル)の収入を目指す。サントリーはウイスキーブランドの「白州」と「山崎」だけではなく、米、ジャガイモを原料に蒸留した“焼酎”も輸入•販売する。また、メキシコにて生産されたMIDORIメロンリキュール、梅酒も販売する予定だ。

この日本企業は、近い将来にブラジルで開催される予定の、2014年ワールドカップや2016年夏季オリンピックといった国際的なスポーツイベントで、製品の販売拡大をしていきたい構えだ。ブラジルは、自動車メーカーの輸出量増加や、キャノンのような、スポーツイベントの影響で増加する観光事業に賭ける企業に、世界で最も成長率の高い開発途上国と認識されている。キャノンは高まるコンパクトカメラの需要をうけて、この夏に世界第四の規模のデジタルカメラ市場であるブラジルに生産拠点を移動したと発表している。(DBR)


			
		

特集記事

nophoto
nophoto
nophoto