ベトナム

昭和電工、ベトナムで海外初のLED野菜工場建設の報に早くも歓迎ムード


≪地元メディアの反応≫

日本の総合化学工業グループ「昭和電工」は100万米ドルを投資してLED照明使用技術による野菜生産の試験工場を建設する意向であることが48日、我が国北東部のHa Nam(ハナム)省で開催された人民委員会で明らかになった。

 

ベトナム 海外進出

 

昭和電工にとって海外初となる工場は、Duy Tien地区のDong Van II Industrial Park(ドンバンⅡ工業団地)に建設予定で、実現すれば今年中にLEDライト技術を活用したクリーンな野菜の生産を開始することになる。試験工場での成果次第で生産を本格化し、投資規模を拡大するということだ。

 

ベトナム各地での調査を経て昭和電工は、県の積極的誘致の方針と交通網の至便性、地理的条件によって首都ハノイの南方57キロに位置するHa Nam省を試験工場の建設地に選んだ。

 

昭和電工は、生産過程で発生する廃棄物と生産コストを削減したい生産者の需要に合致し、生育の最適条件を創出するLED照明使用技術の研究開発に成功した。気候変動が屋外耕作に悪影響を及ぼし始めているなかで、この室内生産技術は農業生産にとって重要性を増しており、昭和電工はこれまでに日本国内で21のクリーンベジタブル生産工場を建設している。

 

省人民委員会のMai Tien Dung書記は「昭和電工の投資は地元農業の発展を目指すHa Nam省の戦略とも一致するもので、担当部局も昭和電工のプロジェクトが前進するよう手助けしていく」と全面支援の姿勢を見せている。

 

昭和電工側は「工場建設を提案している事は事実であるが、正式決定したわけではない。もし決定すれば当社としては非常に喜ばしい」と述べるにとどまっているが、農業技術に関し日本との政府間交流や日本企業誘致にも積極的な我が国政府も歓迎の意向を示しており、決定は確実と言っていい。

 

昭和電工のLED照明を利用した栽培技術で、安全でクリーンな野菜が生産できる上に、その生産性は2.5倍に向上すると見込まれているようだ。試験工場建設への期待とその試験結果に早くも注目が集まっている。

 

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