アメリカ

大誠テクノが太陽光、風力発電での交通信号の設置を開始


≪地元メディアの反応≫
ここアメリカNYで多くの学校を横切る「32nd Street West」において、地球に優しい太陽光発電・風力発電で稼動する交通信号が設置された。この15,000ドルする交通信号は、モンタナ州ビリングスに工場を持つ日本の会社によって製造されている。大誠テクノという会社だ。
アメリカ 海外進出まずこの信号設置には、モンタナ州ビリングス市にて、地元に工場を設立し交通信号や他機器を製造する大誠テクノアメリカ社から信号を購入するに至った経緯がある。ビリングス市の公共事業ディレクター、デイブ・マンフォードは信号を運用するための、太陽光や風力発電でのハイブリッドシステムの必要性をこう説明している。「交通信号は、多くの電力を使用するものではないが、市としてはメンテナンスコストの削減を全体的なコスト削減を実現したいと考えている。この新たな信号は、効率的かつ長期的に、市にとって有益なものとなると確信している。」

NY 32nd Street Westに設置されたこの新たな信号は、これまでの地下配線に代わって、太陽光や風力発電を使用することのメリットを明らかにするためのパイロットプロジェクトとなっている。「ソーラーパネルは風が比較的穏やかである夏に、風力タービンは日が短い冬に、より多くの電力を生成させる。太陽光と風力発電の役割分担をさせ、1年を通して配電線に信号を接続することなく十分な電力が生成出来るよう設計している。」と大誠テクノの佐野上級顧問が説明している。

日本の大阪に拠点をおく大誠テクノでは、現在ここアメリカで風力発電部門の事業拡大に取り組んでいるとのことだ。 3年前、大誠テクノは42ft、10kwの風力タービンをテストする場所として、ビリングス市のモンタナ州立大学を選び、テストを行っている北米地域での大誠テクノのエージェントであるGreenWorld Partners 社Rhyno Stinchfield CEOは、同社が既にビリングス周辺にて100万ドルの事業投資をしていると述べている。今後数年間でビリングスでの事業拡大時において、30〜50人規模の従業員を雇用を創出できるとの話も上がっており、大誠テクノ社長の柴墻宗良氏も「ビリングスでの事業運営が当社のアメリカにおける成功の鍵になる。」と語っている。地球に優しいエコ発電の信号事業、ここアメリカでどこまで普及していくか注目していきたい。(billings business)


			
		

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