アメリカ

リクルートがオンラインポータルサイト「Freelancer.com」の買収を計画


 ≪地元メディアの反応≫

日本に本社を構える人材紹介大手の株式会社リクルートホールディングス(以下:リクルート)は、昨年アメリカのIndeed.comを買収、先月にはインドのNuGridも買収。関係者の話によると、オンラインポータルサイトのFreelancer.comを4億ドルで買収すると申し出たとのことだ。
アメリカ ニュースメディアアウトソーシングウェブサイトであるFreelancer.comは、Webデザイン、アプリケーション開発、および記事の執筆などの専門的な仕事に入札することが可能である。登録ユーザーは約880万人で、これまでサイトを通して完結したプロジェクトは12億ドルの価値があると言われている。Freelancer.comはもともとオーストラリアで設立されたが、北米、東南アジア、そして亜大陸など世界的にアウトソーシングネットワークを持っている。

リクルートは現在約100億ドルの売上高を誇っているが、Freelancer.comは、売上高の開示はしていない。買収が成立すると、リクルートにとって新しい市場への参入の幕開けとなり、特にアメリカをはじめとする英語圏での市場展開を目指すとしている。また、新しい市場製品やサービスを利用者に提供することも可能となる。

リクルートは海外市場(Indeed.com取得前は4%であった)から、収益の50%を上げることを目標としている。そして近い将来、IPOを行うことを計画。4月には、アジア最大のエグゼクティブサーチ会社Bo Leの株式を取得。 昨年には25,000人のデータベース、 100万人以上の雇用者レビュー、そして毎月100万人以上が履歴書をアップロードするIndeed.comを買収。このサイトは毎月8000万人のユニークユーザーに利用されている。活動的に買収を行っているリクルートが世界中で名を馳せる日もそう遠くはないかもしれない。(Tech Crunch)


			
		

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