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ばんせい証券株式会社がスリランカのコロンボ証券取引所に上場


≪地元メディアの反応≫
日本のばんせい証券株式会社(本店:東京、以下:ばんせい証券)のスリランカ子会社が27日にスリランカのコロンボ証券取引所に上場することを発表した。その際に、ばんせい証券が上場する企業の経営者が打ち鳴らす鐘を寄贈した。

 スリランカ 進出

 

日本の東京証券取引所では、上場式典の際の打鐘が習わしになっていることから、今後の成長市場であるスリランカにこうした慣例ごと“参入”し、両国の証券市場の交流を深めていきたいという考えのようだ。

 

今回、上場するのは、ホテル運営会社「バンセイ・ロイヤル・リゾート・ヒッカドゥア」で、ばんせい証券が90% を出資しており、上場後はこの比率が数%下がる見通しとのこと。コロンボ証券取引所には2月時点で291社が上場しており、時価総額は約2兆円。同証券取引所への外国企業の上場は初めてのことだ。

 

ばんせい証券は元々、1908年創業の京都発祥の地場証券だったが、最近では差別化のために外国債券の品揃えを強化しているらしく、スリランカ国債もその一つで、定期的な仕入れルートを確保する目的で現地の中堅銀行パン・アジア・バンキング・コーポレーションと資本・業務提携を行ったことも発表している。

 

スリランカはインド洋の海上交通路の要塞で、日本政府も経済分野で協力拡大を進めており、今後、証券市場を通じた資金調達も盛んになりそうだ。また、コロンボ証券取引所に寄贈する鐘は「バンセイベル」と名付けられる予定。大きさは口径50センチメートル、高さ48センチメートル、重量は52キログラムと日本の東京証券取引所の鐘とほぼ同じ形状、大きさだという。

 

今回、初の海外企業の上場ということもあり今後さらに、両国の証券市場の交流を深めていけることを期待したい。

SOURCENews 360 trans by KIKU」)


			
		

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