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インドネシア
月島食品との提携によって新市場を目指すインドフード社
≪地元メディアの反応≫
インドフード社の子会社であるインドフードCBPスクセス・マクムール社(以下:インドフードCBP)は、日本の食品メーカーである月島食品工業株式会社(以下:月島食品)との合弁会社を設立した。
インドフードCBPの広報担当であるElly Putranti氏によれば、4月30日に月島食品との契約を締結させたという。
インドフードCBPは声明の中で、両社がインドネシアで共同経営を行いマーガリンとホイップクリームを生産し発売すると発表した。
月島食品は1948年に設立され、主にマーガリンやショートニングといったパンやケーキなどに使用される製品の生産を行なっている。インドフードCBPは、インスタントヌードルや調味料などインドフード スクセス・マクムールブランド製品の生産と販売に携わる食品メーカーだ。
声明でPutranti氏は「月島食品と戦略的に協力関係を築くことで、インドフードCBPが新しい市場に進出する足がかりとなるだろう。月島食品はマーガリンなどの油脂利用食品の分野において心強いパートナーであると考えている。」と述べた。
インドネシア国内のパンや焼き菓子などの売上統計によれば、昨年の売上高は31兆ルピーに達しており、前年度同期の27兆ルピーより15%増となった。その中でパンは64%を占め、ビスケットは36%を占めており、成長市場と言えるだろう。
今年に入ってからインドフードCBPの株価は49%上昇しており、この数値はインドネシア証券取引所において高い上昇率を誇る企業として数えられている。インドネシア証券取引所に書類が提出された5月2日、インドフードCBPの株式は更に2.1%上昇し12,100ルピーに達した。
この数値からも、インドフードCBPが月島食品と事業提携することに対し、大きな期待が寄せられていることが分かる。現在の有力な食品メーカーに取って代わるような潜在力を持つ企業として、この合弁会社は急成長を遂げていくのではないだろうか。(The Jakarta Globe)