インドネシア

インドネシア企業と日本企業が共同で合弁特殊鋼工場を建設


 ≪地元メディアの反応≫

インドネシアの国家鉄鋼メーカーのPT Krakatau Steel (Persero) Tbk(以下「クラカタウ社」)と日本企業が、自動車や建設業界向けの特殊鋼を生産する工場を建設するようだ。

バンテンで、クラカタウ社が所有する土地に工場を建設するため、新日鉄と住友金属工業株式会社および大阪製鐵株式会社との合弁契約を締結したとクラカタウ社代表取締役会長イルバン•K•ハキーム氏が発表している。
インドネシア ニュースメディア
PTクラカタウ新日鉄住金(PT Krakatau Nippon Steel Sumikin)と新日鉄と住友金属工業の合弁会社は、メッキ技術とアニール処理ライン(GAPL)に従事するとして、主な市場ターゲットを国内の自動車産業にしているという。クラカタウ社は合弁会社の49%の株式を所有することになるが、最終合意書に署名する前に、詳細について再度の確認が行われる予定だそうだ。

イルバン氏は「新工場の運営により、クラカタウ社のメッキ技術は競争力を高め、特に自動車業界への基本材料の提供に力を入れる」と述べ、「同工場は基本材料の輸入依存についても減らしていく」と奮起している。

同時に、クラカタウ社は大阪鉄鋼株式会社とPTクラカタウ大阪製鐵株式会社との合弁会社を設立する契約も締結。小断面鋼と鉄骨を生成するPTクラカタウ大阪製鐵株式会社の市場ターゲットは国内の建設業界としている。今回の契約では、クラカタウ社は合弁会社の49%の株式を持ち、大阪製鐵株式会社は51%の株式を所持についても同意をしている。

クラカタウ社は、今回の合弁会社設立を機に、国内産業の土台を固めていくと、力強く語っている。(BERNAMA)


			
		

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