インド

株式会社LIXILがインドのStar Alubuild Private Limitedの株式を取得


≪地元メディアの反応≫
日本の総合住生活企業である株式会社LIXILが、今年10月、インドのアルミニウム建材設計・製造・施工会社 Star Alubuild Private Limitedの株式70%を、国内の不動産会社 DLF Ltd.の関連会社およびStar社創業者より取得し、子会社化すると発表した。
インド 海外進出Star社はインド国内ではカーテン業界の大手で、国内広い地域で事業展開している。同社は、商業ビルやショッピングモール内のカーテンや、ドア、窓の設計・製造・施工を専門としている。2002年より、デリー、ムンバイ、チェンナイなどの大都市のプロジェクトに携わり、DLFなどの強力な顧客基盤を持っている。Star社の現在の企業価値は798百万ルピー(約13億円)といわれている。

LIXILは、近年グローバル事業を積極的に展開している企業であり、前期末決算では、海外売上約2,000億円、グループ売上の約14%を占めるまでに急成長している。また、今年8月には、北米市場において衛生陶器、浴槽など水回り事業のリーディングカンパニーであるASD Americas Holding Corp を買収し、北米市場へも本格的に進出。これにより、グループの海外事業の規模は約3,500億円、海外売上比率20%超にまで拡大する予定だそうだ。9月にはヨーロッパ、ドイツの水栓金具のリーディングカンパニーであるGROHE社の株式を取得する契約を締結し、ヨーロッパでの基盤確立も進めている。成長著しいここインドは近隣の東南アジア諸国と共にLIXIL社の海外ビジネスの主要ターゲット市場の1つと考えられているようだ。インド国内で確かな実績を持つStar社を傘下に収めることにより、インド市場におけるアルミ建材事業に進出、既に展開しているサニタリー事業と共に、インド国内での事業展開拡大を力強く図っていく見通しのようだ。(Deal curry)


			
		

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