イギリス

GREEのイギリス参入インタビュー


 ≪地元メディアの反応≫
日本のフリーゲーム大手企業グリー株式会社は、アジア・アメリカ以外の国際市場への参入を検討している。
地位向上の為、同社は夏からヨーロッパへ参入し、ロンドンのTech cityにイギリス事務所を設立した。今、この事務所には40名以上のメンバーがおり、約半分のメンバーがスタジオ勤務、また、新たに100人を雇用する予定である。

同社はイギリスでの第1となるパートナーであるゲーム開発Thumbstar社と協力し、最近、GREEプラットホームのソーシャルな特性を統合したAdorablesアプリケーションを発表した。

我々MEは同社のイギリス進出戦略を知る為、そのパートナー開発者の副社長松下恭子氏、及びゲームスタジオの副社長田中剛氏と対談した。

「これまでのアジア・アメリカ市場参入から、今回のヨーロッパに参入にあたりどのような戦略があるのか?」

―我々はアジアとアメリカに10軒のスタジオがあり、今はイギリスにもある。また、全世界市場の発展に対していくつかテーマがある。今は、イギリススタジオで開発されたゲームにヨーロッパ色を取り入れ、ヨーロッパ人の好みに合わせることに集中している。Mind Candy Ltd(Mind Candy社)は現在の提携会社の1社であり、Mind Candy社の「Moshi Monsters」をモバイルゲーム化する予定である。我々はヨーロッパレベル、また世界レベルで通用するゲームを作ろうとしている。
イギリス ニュースメディア「どのようにMind Candy社と提携関係を立てたのか?」

―Mind Candy社は我々と同じ価値観を持ち、似ている会社文化を持っているので、提携関係を設立することが出来た。会議を実施する代わりに、CEO(最高経営責任者)たちがストリートファイターで遊んだのだが、これが行き詰まりを打開する良い方法である。今、我々は2つのゲームを開発しているMoshi Villageは、シュミレーションゲームであり、Lost Islandsはカードゲームである。この2つゲームは2013年我々のヨーロッパ市場でのデビューを示すものとなる。

「イギリス開発者にGREEプラットホームを使うよう薦めてみたことがある?」

―このプラットホーム事業は日本では数年にわたり成功してきたが、日本以外の地域ではまだテスト段階であり、多くの新しい特性を開発する必要がある。一度欧米市場に適応するゲーム項目を多く開発した後、必ず他国へも普及させる。

「アメリカで複数の独立投資と独立プロジェクトを展開したが、イギリスでもそのような措置を繰り返すか?」

―我々は胸に大志を抱き、先見性を持っている。イギリス市場に足を踏み入れたときから、いろいろなことを学んだ。我々は開発者らと提携関係を築き、またメディアでも名の知れた企業になりたいと思っている。独自サービスを作ると同時に他社と提携同士になり、成長を加速させる計画である。
アメリカと比べるとイギリスにはベンチャー企業が少ないが、我々はいくつかの企業に注目し、同じ会社理念を持つ会社、グリー株式会社のような会社、及び互いに化学反応を起こすことができる提携同士を積極的に探している。(Mobile Entertainment)


			
		

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