イギリス

日立が鉄道製造工場を建設、イギリス鉄道発展のため協力強化


≪地元メディアの反応≫
株式会社日立製作所(以下:日立)の世界トップクラス鉄道生産拠点がイングランド北東部ダラム近郊のニュートンエイクリフ(Newton Aycliffe)で建設されるとのこと。ビンス・ケーブル民間企業・技術革新・技能相とパトリック・マクローリン運輸相が約8,200万ポンド(約130億円)をかけ建設する日立レールヨーロッパの着工式典に参加。日立が主要株主である「アジリティ・トレインズ(Agility Trains)」が昨年車輌製造と保守事業契約を締結、今回の着工となり2016年をめどに操業を開始する。
イギリス 海外進出
新工場では730人、サプライチェーンでも1,000人以上の雇用が予定されている工場では現在使用している列車を新型列車に変更する「都市間高速鉄道計画(IEP)」が政府によって進められている。まずはIEPの一環として新工場で生産されるのはイースト・コースト本線とグレート・ウェスタン本線の122クラス800シリーズの車両であり、2017年中にロンドン~ウェールズ・カーディフ間に投入される予定とのこと。

また、南東イングランドで建設中の鉄道路線「クロスレール」、英国政府によって設立された「High Speed Two Ltd.(HS2)」の高速鉄道路線、そして新幹線の製造において多大なる評価を得ている日立が更なる発展を遂げられるよう協力強化を図る。

イギリス鉄道製造会社発展の足掛かりとして日立レールヨーロッパの今後の活動が注目されるなか、新工場設立は非常に大きな第1歩である。新工場は北東地域の経済成長、地域活性化が期待される。日本の鉄道技術がイギリス国民にどのような恩恵をもたらすのか注目が集まる。(Gazette Live)


			
		

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