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中国
ユニクロが目標とする「今後10年間で1,000店舗展開」へ向け、香港証券取引所に上場
≪地元メディアの反応≫
「ユニクロ」を運営する日本最大の衣料品小売業者である株式会社ファーストリテイリング(以下:ファーストリテイリング)は3月5日に香港証券取引所に上場した。
香港市場では新たな資金調達は行わず、同社株を100分割した預託証券を取引するという。初値は28.6香港ドル(約371円)、終値は28.9香港ドル(約382円)となり東京株式市場の終値より1%高かったとのこと。
2013年の売上高は97億7,000万ドル(約1兆70億円)、利益は13億ドル(約1,340億円)で1株当たり8.7ドル(約900円)となる。
同社の代表取締役会長兼社長の柳井正氏は「2020年までに『ユニクロ』を世界一のカジュアル衣料ブランドにする。また、売上高を480億ドル(約5兆円)まで引き上げることを目指す。」と意気込みを語った。
ファーストリテイリング最大のブランドとして展開する「ユニクロ」は、2014年2月時点で中華圏(中国本土、香港、台湾)に325店舗展開しており、海外店舗全体の約60%を占める。また同社は、2014年8月時点で374店舗、そして今後10年間で1,000店舗まで拡大していきたいとしている。更には「ユニクロ」以外にも「GU」「theory」「Comptoir des cotonniers」「PRINCESSE tam.tam」「J Brand」などのブランドも展開している。
「ユニクロ」の発展において、中国、東南アジアは主要な地域である。特に260店舗展開している中国は日本に次いで第2の市場であり、店舗数においてはH&M、Zara、そしてGapをしのいで最大の衣料ブランドと言える。
柳井氏の望みである「アジア全土で愛されるブランド」へ、そして「今後10年間で1,000店舗展開」達成に向けどのような戦略を立てていくのか、ますます注目が集まりそうだ。
(SOURCE:China.org.cn「trans by CHIKA」)