中国

イオン2022年までに中国100店舗計画 武漢華中地域に出店


世界企業上位500社に名を連ね、アジア最大ビジネス集団であるイオン株式会社は、今後湖北省武漢市に三つの大型ショッピングセンターを建設する計画であると長江商報が伝えたところ、武漢市民の大きな話題になった。中国 海外進出
■ 夢楽城(中国)のプラン
2022年までに100店舗達成を目指す

2008年11月を皮切りに、北京の昌平区北清路北京イオン(永旺国際商城購物中心)がオープンしたことで中国進出の幕を開け、続く2010年、イオンモール天津TEDAがオープンした。

今回計画している3つ目のショッピングセンター、イオンモール武漢市は、中国ビジネスマーケットに進出する新たなスタートとなる。

イオンモール武漢のパートナー「美联地産有限会社」社長卞涛氏によると、イオンショッピングセンターは中国内で「永旺夢楽城商業管理有限公司」という名称であるが、「永旺夢楽城」と通称で呼ばれている。今後のプランとしては、2012年から、2022年までに中国で10~20万平米の娯楽とショッピングなどの複合商業施設の100店舗を目指すと話した。

■ 市政府の支持
武漢市政府はショッピングセンターの立地選定、開発、建設、テナント誘致などについて、イオン側に協力をすると発表した。

イオンモールは、昨年、武漢市の人民政府と協力協定を結んだ。協定に基づきイオンモールは今後5年以内に同市内でショッピングセンターを5ヵ所開業する。今後も、他地域での開業を計画し、今長沙、鄭州など華中地方の市場調査を行っている。
武漢市は内陸部にある湖北省の省都で、常駐人口は2010年で約978万人。長江(揚子江)と漢水が交わる交通の要衝として古くから発展している。地方の優勢だけではなく、人口も多く、特に流動人口が多数あり、「地方の流動人口が多いことで、当地の商業の発展に繋がる」と卞涛氏は話す。

■ 武漢経済発展の促進
武漢市に三つ「東西湖」、「後湖」、「沌口」の大型ショッピングセンターを建設することにより、武漢地域の経済発展が促進すると見込む。「東西湖」を例とすると、ショッピングセンターに勤めるスタッフが3,000人~5,000人に達し、雇用も大きな動きとなる。

中国商業経済学会副会長、中国人民大学教授黄国雄氏は、良い経営模式と経営理念があれば、商圏を形成する可能性があり、それには、イオンがその2つの条件を備えていると話した。


			
		

特集記事

nophoto
nophoto
nophoto