≪地元メディアの反応≫
日本の自動車メーカー日産自動車は、自動車のデザインと高品質な製品作りの為、ブラジル・リオデジャネイロに新しいサテライトデザインスタジオを開設した。
NDA-R(日産デザイン・アメリカ・リオ)は、日産のブラジル本社内に開設され、ブラジルのデザインのトレンドや消費者のニーズを探り、それを市販車のデザインに反映させる事を目的としている。
日産自動車のデザイン部門を統括する中村史郎上級副社長は、「日産にとってブラジルは主要マーケットのひとつ。デザインは、よりブラジル市場に即して行われるべきだ」とコメントしている。
また、「私たちはブラジルの人々のエネルギーと熱意を多く注ぎ込み、世界で愛される製品を作っていきたい。リオには日産のブラジル本社があり、そこにはアート、ライフスタイル、都市の活気と自然の美しさという素晴らしい組み合わせを見ることが出来る」と中村氏は付け加えた。
NDA-Rの上田長太郎副社長は、2013年11月に本社での研究と設計活動のリード役として、彼のデザインマネージャーの1人・ロバート・バウアー氏をリオデジャネイロに派遣した。
バウアー氏は「私たちはブラジルの消費者が洗練された高品質の製品と国の成長の勢いを反映したものに強い興味を持っていることを知っている。今のブラジルの人々の生活を見て何をすべきか、人々の文化や経験について詳しく学びたいと思っている。」と述べた。
現在、日産自動車は日本(神奈川県厚木)、ロンドン、北京、サンディエゴにデザインセンターを開設している。リオデジャネイロのサテライトデザインスタジオは日産にとって世界5番目のデザインセンターとなる。
ブラジルの人々の生活や文化を学び、日産自動車が今後、どんな車をリリースするのか注目していきたい。
(SOURCE:Automotive Business Review「trans by Chinatsu」)