タイ

日本のうどん店、古奈屋はカレーの芳しい匂いで人々を虜に


≪地元メディアの反応≫
株式会社古奈屋が運営する大人気のうどん店“古奈屋”はバンコクで、ますます人気を集めている。この店のカレーうどんは“世界一”であると評判で、美味しくて芳しい料理を食べるために来店する客が後を絶たない。
タイ 海外進出
1983年創業の古奈屋は、天ぷらを乗せたカレーうどんを初めて提供した店である。創業当初は、かき揚、たぬき、豚肉の3種類しかメニューしかなかったという。現在は、東京や大阪など日本全国に10店舗、更に台湾や中国といった海外店舗も数多く構えている。

初のバンコク支店は2011年に開店した。ビジネスマンのランチだけでなく夕飯としても最適で、居心地の良い店内はデザイン・雰囲気ともに、極めてシンプルである。

Nine Neighbourhood Centre内にある店舗の料理長を努める秋山氏は「濃厚で芳しいカレーのスープを作るには丸3日間かかる。」と語る。そのスープは豚骨をベースに、日本から輸入したスパイスを10種類も使うのだという。

秋山氏は料理長を務めるだけでなく、理事取締役でもある。「コクがあって少し濃い味ながらも、野菜とフルーツのバランスが良く計算されている。この古くからの東京風カレーうどんの味が、お客様に評判を頂けているのだと思う。」と、彼は分析する。
また、「私たちが作る料理は伝統のレシピ通りに作られており、素材も高級なものを使用している。味は本格的、麺は太くて、コシがありながらも柔らかい。」と、その魅力を語る。

タイの古奈屋では、10品以上のトッピングが選択できる。とんかつ、揚げだし豆腐、焼きおにぎり、野菜天ぷら、豚の角煮、鶏肉や豚のそぼろまである。日本では海老の天ぷらが一番人気だ。
古奈屋の天ぷらは脂っこくなることはなくカレーとうまく調和し、柔らかさと同時にサクサクとしたクリスピー感も味わえるため、タイでも人気が高い。

日本料理としてうどんや天ぷらが世界に広く知られるというだけでなく、タイで馴染みのカレーがアレンジされているため、日本料理でありながらも親しみやすいのではないだろうか。しかしタイのカレーとは全く異なる、このうどんの芳しい匂いは更に多くの人々を虜にするだろう。(The Nation)


			
		

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