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シンガポール
日本の無印良品がシンガポールに旗艦店を出店
≪地元メディアの反応≫
日本のライフスタイルブランド無印良品は、シンガポールで新しい旗艦店の出店を計画。
無印良品の親会社良品計画の金井政明会長は、新旗艦店は3,300平方メートルの規模と予測され、よりライフスタイルのコンセプトが特徴的となる予定。
「通常の無印製品とは違い、この店舗は地域のクリエーターと交流する”Open Muji”というコンセプトがある。この考えは、対話型の社会を実現するという私達の目的に沿ったものです」とシンガポールで開かれたThe Innovation by Design Conferenceのプレゼンでのメディア向けのインタビューで述べた。
「ノーブランド、良い品質」の無印良品は、新店舗のオープニングの詳細を明らかにしていない。
この日本の小売業者は、Changi Airport Terminal 2に出店している旅行がコンセプトのショップ「Muji To Go」、去年Paragonにオープンした「Cafe & Meal Muji」を含む10店舗をシンガポールで展開している。
無印良品は、正統ではないノーブランドのライフスタイルとしてシンガポールで店舗を展開し、良質のデザインと実用的な家庭用アイテムに重点を置き、世界進出を行う。
無印良品は成熟した国内市場内での成長を求めるとして、2017年までに日本で展開している284以上の店舗を海外で持つことになるだろうと金井会長は語った。
2つの主要な成長市場は中国と米国となる。
「中国は人口の増加により市場をリードしており、米国では、年間売上高3,000億円の良いスタートを切れている」と金井会長は述べた。
中国の成長や消費者の購買力が減少しているにも関わらず、無印良品では2番目に大きな市場であり、2017年から出店を年に50店舗に増やす予定だ。
良品計画は2015年5月末の時点で中国に128店舗展開しており、日本外での大きなマーケットになっている。
「1980年代に生まれた世代は比較的裕福であり、良いライフスタイルを重要視しており、我々の考えと一致しているので、それほど心配していません」
急速な世界規模の拡大にも関わらず、日本の小売業者は「大きな成長」をせず、デザイン思想に忠実であり続ける為に、「中小企業」としてとどまることを好むと、金井会長は強調した。
「会社が大きく成長し、経営者は利益を確保することを優先することは良いことではありません。それは我々の目的ではない」
「我々の目的は、顧客に有益なモノを提供することにある」と金井会長は述べた。無印良品が海外でどのような出店戦略を展開するのか、今後も注目していきたい。
(SOURCE:CHANNEL NEWSASIA translated by Mimi)