インドネシア

国内大手銀行BNIは日本の銀行と協力し、企業支援を強化


≪地元メディアの反応≫
インドネシアの国営銀行Bank Negara Indonesia(以下:BNI)は、国内4位の大手金融機関である。BNIは日本の株式会社商工組合中央金庫(以下:商工中金)との戦略的業務提携に合意したことを明らかにした。
2社はインドネシアで投資を行なう日本の中小企業をターゲットとする計画だ。

BNI国際事業部の責任者であるAbdullah Firman Wibowo氏と、商工中金の取締役常務執行役員である白井友康氏は2013年5月22日に覚書を交わした。
インドネシア ニュースメディア
Firman氏は22日に「この提携によって特に日系の中小企業からの取引が増え、収益増加に繋がるだろう。」と語った。
日本貿易振興機構のデータによれば、約1000社の日系企業がインドネシアで運用を行なっており、その中の200社以上が商工中金の取引先であるという。

商工中金は1936年に設立し、現在の総資産は1487億ドルである。
この銀行は、特に中小企業や協同組合のための資金援助に力を尽くしている。

インドネシアに参入する日本の中小企業(ほとんどは機械部品などを製造する企業である)は、日本の大手自動車メーカーの拡大に伴って増加し続けている。
例を挙げると、日本のホンダ自動車株式会社は33万億ルピー(3.38億ドル)を投じ、西ジャワ州カラワンに第4工場の建設を開始した。この工場は毎年1,100万もの部品を生産するという。

BNIは投資許可や貸付の面で日本の中小企業を援助し、そしてこれらの企業を援助することで、西ジャワ州カラワンにある1,400ヘクタールの工業団地への更なる企業誘致を狙っているのではないだろうか。

今後、2社は中小企業への支援体制を整え、また進出を検討する企業に投資環境や規制などの情報を供与する計画だ。ASEANの1ヶ国として経済成長を続けるインドネシアだが、企業支援の強化によってまた新たな発展をみせてくれるのではないだろうか。(Jakarta Globe)


			
		

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